【ジャパンカップ2017予想】シュヴァルグラン、乗り替わりの”ゴタゴタ”で明暗
最強馬決定戦と言われるジャパンカップまで残すところあと僅か。未定だった各馬の鞍上も徐々に決まってきました。
何と言っても現在G1・10連続で3着内を確保しているミルコ・デムーロ騎手がどの馬とのコンビで臨むのかが気になるところですが、候補にあがっていた2頭のうちの1頭であるシュヴァルグランの鞍上がヒュー・ボウマン騎手に決定し、ミルコ騎手は正式にサトノクラウンでのコンビが決定しました。サトノクラウンとは今年に入ってから全てのレースで手綱を握っていることからもこのコンビは妥当に思えますが、京都大賞典では3ヶ月半ぶりの実戦だったシュヴァルグランを3着に持ってきていることからも、シュヴァルグランとのコンビも十分期待ができたと言っていいのではないでしょうか。
ミルコ騎手を確保したサトノクラウンも気になるところではありますが、今回はボウマン騎手が手綱を握ることになったシュヴァルグランについて考察してみたいと思います。
乗り替わりの“ゴタゴタ”で明暗、悲願のG1初制覇なるか?
シュヴァルグランはハーツクライ産駒の5歳牡馬。ジャパンカップは昨年当時の主戦騎手であった福永祐一騎手で挑んで3着に入着しております。同年の天皇賞春でも3着で、リベンジで挑んだ今年はキタサンブラックをマークして上がっていくも、捕らえることは出来ず2着に入着。G1戦線で善戦をするもあと一歩届かずといった競馬が続いており、悲願であるG1制覇を果たせずに5歳が終わろうとしている現状です。
天皇賞春後の宝塚記念ではまさかの逃げの手に出ますが8着に敗れ、久しぶりに大きく順位を落とす結果となりました。事前の作戦とは違った福永騎手の逃げの一手が原因で乗り替わりとなったという噂も囁かれているようですが、何れにせよ、秋の始動戦であった京都大賞典はミルコ騎手でスタートすることとなったのでした。