【マイルCS2025】ソウルラッシュはC.デムーロ騎手と再コンビで王座奪還へ

富士S3着のソウルラッシュ(牡7、池江泰寿厩舎)は、11月23日に京都競馬場で開催されるマイルチャンピオンシップ(G1、芝1600m)でC.デムーロ騎手との再コンビを結成することが決まった。22日、管理する池江調教師が明かした。C.デムーロ騎手とのコンビは、今年3月のドバイ・ターフでロマンチックウォリアーを下し、海外G1初制覇を飾った時以来。世界的な名手との再タッグで、連覇がかかる大舞台に挑む。
ソウルラッシュは昨年のマイルCSを制し、一躍マイル界の頂点に立ったが、春の安田記念では不運にもレース中に左第4中手骨を骨折。戦線を離脱し、秋初戦となった前走・富士Sは約4カ月半ぶりの実戦だった。道中は好位の5番手でスムーズに立ち回り、直線では馬群の間を縫って脚を伸ばしたものの、久々の影響もあって伸び切れず3着。先に抜け出した前2頭との差を詰めることはできなかった。
それでも、内容は悲観するものではない。池江調教師は「東京はあまり得意ではないのに頑張ってくれました。一度使って良くなるでしょうし、京都は相性がいいので楽しみです」とコメント。叩き2戦目での上積み、そして得意の京都替わりを前向きに捉えている。実際、昨年のマイルCSでは同コースで鋭い末脚を発揮し、強豪たちをねじ伏せているだけに、舞台設定は申し分ない。
今回の騎乗が決まったC.デムーロ騎手は、世界各地で実績を残す名手で、ソウルラッシュの持つ瞬発力を最大限に引き出せるタイプ。日本のマイル戦線を知り尽くしたトップホースと、国際G1を制したテクニシャンの再コンビは、強烈なインパクトを残す可能性を秘めている。
休み明けを一度叩かれ、舞台はベストの京都。王者復権へ向け、ソウルラッシュが再び“本気モード”でマイルの頂点を狙う。

