【チャンピオンズC予想2020】チュウワウィザード、好枠と最強鞍上を背にリベンジ万全
中京競馬の日曜メインは中央競馬ダートチャンピオン決定戦「チャンピオンズカップ」です。
国内無敗で昨年の勝馬クリソベリルを中心に、昨年2着の古豪ゴールドドリーム、3着のインティ、4着のチュウワウィザード、8着のタイムフライヤーと上位馬が再戦ムードのごとく揃って出走してきました。加えて、今回と同じ中京競馬場で行われたシリウスSを快勝した3歳馬カフェファラオ、前走でダート重賞を初制覇したクリンチャー、武蔵野Sの覇者サンライズノヴァ、同レース3着のエアスピネル、安田記念とフェブラリーSと芝ダートともにG1を制したモズアスコット、前走で南部杯を制したアルクトスなどチャンピオン決定戦に相応しいダート活躍馬が出走してきました。
そんな中で注目しているのはチュウワウィザードです。チュウワウィザードは、昨年のチャンピオンズカップは4着で、スローペースの中、先行馬同士で決着した中で、唯一と言ってもいいほど後ろから来た馬で僅差まで迫りました。直線で内を通った先行馬が上位を占めた中で、1頭だけ外に出して追い込んできたかたちとなりました。前が詰まりそうになり、外々に出した際、他の馬の邪魔をしてしまったことは残念でしたが、内容的には上位と遜色ない競馬でした。たらればになってしまいますが、ペースがもう少し早ければ、枠がもう少し外なら上位に来ていてもおかしくなかったと思わせました。
またその時の各馬の枠順を見比べてみると、1着のクリソベリルが5番枠から今回15番枠と大外に回ってますし、2着のゴールドドリームは、11番枠から2番枠で逆に内枠になり、3着のインティは4番枠から13番枠とこちらは内枠から外枠になっています。いずれもかなりの実績馬なので多少枠が変わってもこなしてしまうかもしれませんが、クリソベリルは昨年のように内を通ることができないかもしれませんし、ゴールドドリームもフェブラリーSは3番枠で勝っていますが、さらに内枠で持ち味の末脚が発揮できない可能性もゼロではないでしょう。
インティも一度大外16番枠の時に1番人気で15着と大敗するなど、外枠には不安もあります。それらと比べて、チュウワウィザードは昨年3番枠で、内枠があだになった結果だっただけに、今回の11番枠というのは、かなりのプラスになるでしょう。
さらに今回は鞍上が戸崎騎手に替わります。戸崎騎手とは過去に1戦コンビを組んで1000万クラスでしたが勝利しています。久々のコンビとなりますが、戸崎騎手は中京競馬場のダートが非常に得意な騎手です。これまで中京ダート戦の累計勝率は18.6%で、福永騎手(15.7%)、ルメール騎手(14%)、武豊騎手(16%)、川田騎手(12%)といったリーディング上位の騎手よりもよりも好成績を残しています。
今回のチュウワウィザードは、枠も騎手も昨年以上に走れる下地が揃っており、今年はカフェファラオやメイショウワザシ、クリンチャーなど前目の競馬を得意とする馬が昨年より多いようなので、展開も向く可能性が高そうです。
ということで、昨年の再戦ムードのチャンピオンズカップは、昨年4着のチュウワウィザードが好枠と最強鞍上を背にリベンジを果たしてくれることに期待して応援したいと思います。