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【JRA毎日王冠2025】条件好転のチェルヴィニア、開幕週の東京1800mはベスト舞台

2025/10/03 15:33
2025/10/03 17:49
【JRA毎日王冠2025】条件好転のチェルヴィニア、開幕週の東京1800mはベスト舞台

天皇賞・秋、そしてマイルCSへと続く前哨戦「毎日王冠」に、ついに昨年の2冠牝馬チェルヴィニアが帰ってくる。出走馬の中で唯一のG1ホース、その存在感は圧倒的だ。

前走のしらさぎSでは惜しくも2着に敗れたが、海外遠征明けに加え、初めて背負った57キロを考えればむしろ好内容。しかもレースは前半35秒1という緩い入りからの瞬発力勝負。先行勢が総崩れとなる展開で、勝ち馬とともに豪脚を伸ばした姿は「さすが女王」と言うべきものだった。ただ、最後はキープカルムに突き放され、さらに直線で口向きの悪さを見せる場面もあり、課題は残した。

やはり左回りの方が合いそうで、東京の1800m替わりはプラス。また、良馬場の高速馬場で高いパフォーマンスを発揮しており、開幕週の馬場で走れる点も好材料だ。オークス勝利の東京芝2400mで証明したコース適性が高く、1800mへの短縮も前走のマイル好走から問題なし。ここはドンピシャの条件が揃っていると言って良いだろう。

休み明けである点と、主戦騎手であったC.ルメール騎手から初コンビとなる戸崎圭太騎手へ乗り代わる点が懸念材料と言えそうだ。

最終追い切りは美浦のWコースで3頭併せを行い、6F83秒3-1F11秒4をマークして併入。馬なりということで時計は出していないが、それでも終いは2F12秒2-1F11秒4で瞬発性の高さを見せており、休み明けとしてはまずまずの仕上がりといったところ。

戸崎騎手とのコンビに関しては未知の領域を超えないが、しなやかなストライドを活かした後方一気策で走る傾向が強いチェルヴィニアとの相性は合いそうで、戸崎騎手自身も得意としている東京が舞台なら乗りやすいのでは。

迎え撃つのは、クラシックで善戦した3歳サトノシャイニング、昨年の毎日王冠・3着&マイルCS・2着の実績馬エルトンバローズといった強豪たち。果たしてチェルヴィニアは東京の舞台で再び“女王の輝き”を取り戻すのか。毎日王冠はその答えを示す大一番となる。 

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