【キーンランドカップ2023】実績最上位も過小評価?ここが狙い目のイチオシ推奨馬

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夏の北海道を締めくくる重賞「キーンランドC」がいよいよ開催だ。過去10年のデータと傾向でも記されているように、同レースは「6~9番人気」が【2-2-4-32】と中穴クラスの好走が目立つレース。大穴は絡まないが、このあたりの伏兵の取捨が重要となってくる。

今年のキーンランドCで絶好の狙い目として注目しているは、G1馬のナランフレグだ。

昨年、雨で重馬場となった高松宮記念を8番人気ながら後方から差し切って快勝し、波乱を演出したのは記憶に新しい。秋のスプリンターズSでも上がり最速33秒9の末脚で3着に食い込み、後ろから届きにくい傾向が強い同レースで強い競馬を展開した。

ただ、重馬場や他馬の不調ぶりで恩恵を受けたと見るファンも多く、未だにフロック視され続けている不遇のG1馬でもある。

今回のキーンランドCにおいても、ネットの競馬メディアや専門誌を見る限りでは前評判は低め。G1連戦から一気にメンバーの格が落ちるここはそれなりに人気も上がってきそうだが、ローカルG3となっても上位に推されるほどの人気馬とはならないだろう。人気の盲点となりそうなここは妙味たっぷりな1頭となりそうだ。

今週の札幌は雨予報となっており、開催後半の洋芝はさらにタフさが増しそうな気配。重馬場巧者のナランフレグにとってはむしろ好都合で、他馬が苦戦するところをスルスルと進出していくシーンは想像に容易い。

1枠2番と内目を引けたのも好材料と捉えられる。今の札幌は内がだいぶ傷んできており、ラストはおそらく皆内を避けて外へ膨れていくはず。各馬が荒れ馬場を避けて走る中、荒れ馬場を気にせずに内から強襲して突っ込むという競馬ができるのはナランフレグだけだろう。

追い切りでは先週函館のWコースで5F66.9-1F11.0の猛時計をマークしており、絶好調の模様。今回装着するブリンカーの効果も大いに期待できそうだ。

本来この展開や馬場で考えると上位の扱いで良い1頭であると感じるが、人気が上がってこなければかなり面白い存在となるだろう。何だかんだで当日は穴人気ということもありそうだが、今回の条件なら絶対におさえておきたい馬であることは確かだ。