【シリウスS予想2025】穴党にオススメしたい馬はこの馬!阪神巧者のエナハツホ

土曜の阪神メインはダート2000mのG3「シリウスステークス」が開催。近年は中央ダート重賞といえば1600mか1800mが主流だったが、競馬場改修や地方交流重賞の充実により2000m戦も増えてきた。しかし依然としてレース数は少なく、実績だけで予想を組み立てにくい難解な一戦である。さらにハンデ戦という条件が加わり、混戦ムードは一層深まっている。
その中で注目したいのが、トピーズコーナー産駒の6歳牝馬エナハツホだ。今回のハンデは最軽量の52キロ。実績的には出走馬の中でも下位に位置し、3勝クラスを勝った後は15戦して馬券圏内はわずか1度、掲示板入りも3着が一回だけと成績だけ見れば厳しい。しかし人気と着順を照らし合わせると、穴党にはたまらない「相手なり」の走りを見せてきた。過去15戦中12戦で人気以上の着順を確保し、そのうち5戦は勝ち馬との差が1秒以内。人気通りに沈む馬ではなく、常に一瞬の見せ場をつくってきた存在だ。
そして何より大きなポイントは舞台が阪神であること。エナハツホはこれまで挙げた4勝のうち3勝を阪神で記録。新馬勝ちも阪神で、同競馬場での勝率は3割を超える。今回の出走予定馬14頭で阪神3勝以上を挙げているのはエナハツホとラインオブソウルの2頭のみ。そのラインオブソウルには前走の名鉄杯(中京)で先着しており、相性の良さは確かだ。
さらに鞍上を務める西塚騎手にも注目。名鉄杯でエナハツホに初騎乗し、今月は紫苑ステークスで初重賞勝利を飾った勢いがある。2度目のコンビとなる今回は、前走以上のパフォーマンスが期待できる。人気薄ながら阪神巧者で軽ハンデ、そして勢いある若手騎手の再コンビ。エナハツホが波乱を呼ぶ可能性は十分だ。

