【JRA】3億4000万円の高額馬・イエッサーがついに初陣!鞍上は武豊騎手

昨年のセレクトセール1歳馬部門で3億4000万円(税抜き)の高値で落札された良血馬イエッサー(牡、武幸四郎厩舎、父エピファネイア)が、札幌競馬場に帰厩しデビューへ向けて最終調整に入った。注目の初陣は土曜阪神5Rの2歳新馬(芝2000m)でデビュー勝ちを狙う。、鞍上には名手・武豊が予定されている。
父はジャパンカップを制したエピファネイア、母は2020年の愛オークス馬イーヴンソー、母の父はCamelotという超一流の血統。馬名の由来は「曲名」で、24年のセレクトセールで藤田晋氏が3億4000万円(税抜き)で落札したことでも話題を集めた。デビュー前から注目度は群を抜いている。
7月11日に札幌でゲート試験を合格後は一旦放牧に出され、その後再び入厩。栗東では坂路とCWコースを併用しながら入念に乗り込まれ、24日には栗東坂路で4F55.3-2F12.8-1F12.9をマーク。速い時計をマークしているわけでもなく、1勝クラスとの併せ馬でも遅れるなど目立った時計や動きは見せていないが、担当助手は「エピファネイア産駒は気性が荒い馬が多いが、この馬はおとなしく扱いやすい」と期待の大きさを口にした。
8月上旬の時点で馬体重は500キロ。走りからはパワー溢れるタイプで、芝1800m戦への適性も十分と見られる。デビュー戦には武豊騎手を配し、陣営の期待は高まる一方だ。高額取引馬としての資質をいきなり示し、初陣でのVスタートを決めるか、札幌の舞台でその才能が試される。

