【秋華賞2025予想】エンブロイダリー1週前追い切りで好気配!“折り合い克服”で視界良好

牝馬三冠最終戦・秋華賞に向け、エンブロイダリーがオークス・9着からの巻き返しを狙っている。1週前追い切りではC.ルメール騎手を背に美浦のウッドコースで2頭併せを実施。6F84.1-5F67.5-4F52.1-3F36.8-1F11.3を馬なりでマークし、古馬2勝クラスのスペキオサレジーナを追走から直線で内に進路を取り、最後は鋭い伸び脚で半馬身先着してフィニッシュした。馬なりながらもラスト1F11秒3の反応は見事で、動きの良さが際立った。
道中は折り合いを重視し、前半はリズムを崩さずリラックスした走りを見せた点が好印象。森調教師も「1週前は道中のリズム、折り合いを重視した」と語っており、オークスでの課題であった力みを克服する意識がはっきりと見て取れる。しまい重点でスムーズに加速し、ルメール騎手との呼吸も合っていた点は、レース本番に向けて大きな収穫と言える。
2週前追い切りでもWコースで2歳1勝クラスのモノポリオと併せ、6F83.6-3F36.8-1F11.6を計時して併入。復帰後は馬体重が10キロ近く増えているが、これは成長分と見てよく、トモや肩回りに適度なボリュームが出ており、夏場を順調に過ごした証拠でもある。
また、ルメール騎手は凱旋門賞遠征から帰国後すぐに大井競馬でのナイターを終え、翌朝には美浦へ直行してエンブロイダリーの追い切りにまたがった。その意欲は並々ならぬもので、陣営の士気も高い。ここまでの調整過程は非常にスムーズで、心身ともに充実した状態に仕上がりつつある。
春の雪辱を果たし、三冠最終戦で存在感を示す準備は整った。エンブロイダリーが見せる秋の一戦に注目が集まる。

