フェブランシェ、米G1挑戦へ!BCフィリー&メアスプリントに吉原騎手と参戦決定

7日に大井競馬場で行われたレディスプレリュード(Jpn2、ダ1800m)で4着だったフェブランシェ(牝5、藤田輝信厩舎)が、米国のデルマー競馬場で11月1日に開催されるBCフィリー&メアスプリント(G1、ダ1400m)に出走予定であることが明らかになった。9日、同馬を所有するキャロットクラブが公式サイトで発表した。鞍上は引き続き吉原寛人騎手が務める予定だ。
前走のレディスプレリュードでは、勝負どころで積極的に外から進出。直線では一度先頭に立ち、交流重賞連勝かと思わせる場面を作ったが、最後は伸びを欠いて4着。それでも地方馬として堂々と中央勢に食い下がり、地元の意地を見せる内容だった。
陣営はこの一戦で「1800mでは最後に甘くなる」と判断。フェブランシェが最も得意とする1400mの距離に照準を切り替え、同じ牝馬限定戦であるBCフィリー&メアスプリントへの挑戦を決断した。短距離への距離短縮で、本来のスピードを存分に発揮できる舞台となりそうだ。
さらにキャロットクラブによると、今回の遠征ではBC主催者からの輸送補助やNAR(地方競馬全国協会)からの支援を受けられる見通しで、実質的には招待に近い形での出走が実現するという。国内の地方所属馬としては異例の米G1挑戦となり、注目が集まる。
今後は大井競馬の小林分場で出国検疫を行い、現地への輸送準備に入る予定。地方の星・フェブランシェが、世界の舞台でどんな走りを見せるか。日本競馬ファンの視線がデルマーに注がれる。

