【BCクラシック2025】フォーエバーヤングが国内追い切りで併せ馬、楽に併入し好調気配

米G1「ブリーダーズカップ・クラシック」(11月1日、デルマー)へ向け、日本テレビ盃を圧勝したフォーエバーヤング(牡4、矢作芳人厩舎)が着々と態勢を整えている。15日、栗東坂路で僚馬アメリカンステージ(BCスプリント出走予定)と併せ馬を実施。4ハロン54秒2-39秒1-12秒5をマークし、併入でフィニッシュした。
騎乗した坂井瑠星騎手は「予定通り順調です。来週しっかりやると思います。前走から特に変わりはないです」と手応えを語り、状態の良さを強調した。6カ月ぶりの実戦となった前走・日本テレビ盃では、2馬身半差の完勝。世界最高峰の舞台へ向けて、堂々たる“前哨戦V”で存在感を示した。
昨年のBCクラシックでは3着と健闘したが、目指すのは頂点のみ。坂路での動きには力強さが戻っており、調整過程は極めて順調だ。22日に日本を出国し、現地デルマーでの最終調整に入る予定。矢作厩舎にとってもリベンジの遠征となるだけに、チーム一丸で万全を期す構えだ。
日本調教馬として初のBCクラシック制覇という快挙が、いよいよ現実味を帯びてきた。世界が再び注目する“永遠の若駒”フォーエバーヤングの挑戦が、再び歴史を塗り替える。

