【高松宮記念2017予想】人気薄の着順を驚異的に引き上げた実績のある藤岡康太騎手にチャンス再来
結果的には騎乗できなくなってしまいましたが、ドバイ遠征のヴィブロスに乗るつもりで高松宮記念のビッグアーサーの騎乗依頼を断ったと思われる福永騎手。そのお鉢が廻ってきてビッグチャンスが再び手元に戻ってきた藤岡康太騎手でしたが、まさかのビッグアーサー回避となりました。
恋愛に例えるなら、幼馴染の高嶺の花に「付き合ってあげる」といわれたが、翌日に「やっぱりやめた」と言われたような、複雑極まりない心境であろう康太騎手。昨年は自厩舎の馬が勝利するのを後ろから見ていただけに、忸怩たる思いもあったことでしょう。ところが神様は見放していません。幸騎手がセイウンコウセイに騎乗することになり、阪急杯勝ち馬・トーキングドラムの騎乗が決まりました。
今年は昨年のこの時期と異なり混戦必至のスプリント路線。そこで、昨年の高松宮記念を思い出していただきたいのです。勝ち馬はもちろんビッグアーサー。2着はミッキーアイルとハイレベルな一戦でした。3着には、短距離~マイルの芝G1ではよく顔を出していたアルビアーノ。
では4着は、というと16番人気のアクティブミノル、藤岡康太騎手騎乗でした。7番手追走から脚を伸ばす競馬で、まぐれや展開の利、というわけでもなさそうな内容でした。そんな康太騎手に今年は勢いのある馬がパートナーになりました。
単純な足し算引き算してよいものでもありませんが、人気よりも10以上着順をあげた実績を持つ男です。今年も同様の競馬をするとなると、戴冠が見えてきます。トーキングドラムが何番人気になるかは現段階ではまだわかりませんが、人気以上にもってくること必至と考えられますので、ぜひ馬名を覚えておいてください。