【ひまわり賞2024予想】“九州産馬の星”エイヨーアメジストで間違いなしか?

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過去の同レース覇者からは重賞馬も出ている2歳オープンの「ひまわり賞」。小倉の1200mはスタートしてすぐに下りとなるためスピードが出やすく、テンの3Fは速くなりがち。3~4コーナーもスパイラルカーブでコース上に上り坂がほとんどないため、最後までスピードは落ちない。

また、小回りコースなのでスピードに加えてコーナリングの巧さも求められる。直線は約293mとそこまで長くないので、いかにコーナーを巧く立ち回ってトップスピードを維持しながら直線に入れるかがカギとなる。

ほとんどの馬がキャリア1、2戦という中でコーナリング力やスピード能力を見極めるのは困難だが、今年で言えば同じ小倉1200mのデビュー戦を逃げ切って快勝したエイヨーアメジストが総合的に見て圧倒的に魅力だ。

5枠8番と真ん中目の枠からポンっと好スタートを決めると、一気にハナに立って道中は600m通過34秒0のマイペースの逃げに持ち込む展開に。直線は内ラチ沿いをノーステッキでグングンと伸びていき、2着に9馬身差をつける圧勝劇だった。勝ち時計の1分09秒8は他にもコウユーモジョカーが全く同じ時計で勝っており、2着のレーニスも0秒1差と似た時計で好走している馬もいるが、ノーステッキでほぼ流して勝ったエイヨーアメジストは一枚上。九州産馬限定戦ではあったがここでも通用する力はあることは十分に示せている。

揉まれた時に器用さを出せるかは未知だが、コーナリングについても新馬戦を見る限り問題はない。鞍上は引き続き田口貫太騎手の予定で、先週は小倉で2勝。先月末から小倉で乗り続けており今の馬場もしっかりと把握している。継続騎乗は好材料で、巧い立ち回りが期待できそうだ。

人気は集まりそうだが、先々への期待も込めて有力視したい1頭だ。