東京競馬場でメジロの歴史を振り返ることができる特別展開催中
突然ですが、みなさんはメジロの冠で思い浮かぶのはどの馬になるでしょうか?メジロマックイーン、メジロライアン、牝馬ではメジロドーベルに三冠牝馬のメジロラモーヌ、はたまたクラシックは無冠に終わったものの、古馬で息の長い活躍を見せたメジロブライト、さらにオールドファンであればメジロティターンやメジロアサマなどなど名馬を挙げれば枚挙に暇がないとはこのことです。
今から約50年ほど前、昭和中期頃に興された名門牧場であり解散された2011年以降も、オルフェーヴルやゴールドシップの母の父としてメジロマックイーンの名が多く人目に触れる機会ができ、メジロの牝系からは世界的マイラーにもなったモーリスが出てくるなど、まだまだ日本の馬産業界において大きな影響力を残し、昭和、平成を越えて次の年号までも受け継がれていきます。
そんな数々の名馬を誕生させてきたメジロ牧場の歴史を学べる「メジロ牧場の歴史~“白と緑”の蹄跡~」というイベントが、東京競馬場のJRAの競馬博物館で2019年10月6日から2月17日まで期間限定で開催されています。東京競馬場開催日は競馬場への入場料200円が必要になりますが、展示室への入場は無料となっています。
メジロの創業者となる北野豊吉氏や北野ミヤ氏をはじめ、元調教師の奥平真治氏、池江泰郎氏、大久保洋吉氏に、メジロと縁の深い騎手として河内洋現調教師、武豊騎手、横山典弘騎手、そして吉田豊騎手などの特別インタビュー映像を見ることができます。
ディープインパクトを代表とするサンデーサイレンス系や、キングマンボを受け継ぐキングカメハメハと言った近年輸入された血統が主流の近代日本競馬ですが、その礎の一つともなったメジロの歴史をこの機会にぜひ今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。