【イルミネーションJS予想2025】今年も人気馬中心の展開か?押さえるべき馬たち

今週土曜の中山8レースには、芝3570mで行われる障害3歳以上オープンの別定戦「イルミネーションジャンプステークス」が開催。今年は登録12頭とやや少頭数での開催が予定されており、展開面の読みが重要となる一戦だ。
過去5年の傾向を見ると、連対馬10頭中7頭が1~3番人気で占められており、基本的には上位人気が結果を残す堅いレースといえる。ただし3着まで目を向ければ事情は異なり、過去5年間すべてで6番人気以下の伏兵が1頭は馬券圏内に入っている。軸は上位人気馬を据えつつ、相手に穴馬を加えるのがセオリーとなりそうだ。
世代別に見ると5歳馬の好走が目立ち、直近5年で4連対を挙げている。今年の該当馬はワンアンドオンリー産駒のピーターサイト1頭のみ。前走のオープンでは2番人気ながら3着に甘んじたが、それでも休み明け初戦としては悪くない内容だった。叩き2戦目となる今回は、さらなる上積みが望めるだけに勝ち負けの舞台に戻ってくる可能性は高い。
また、障害レースでは高齢馬のタフな活躍が見どころだが、このレースも7歳以上のベテラン勢から目が離せない。ただし過去には3番人気以内に支持されない高齢馬の着外も多く、人気の推移には注意が必要となる。今年の出走予定馬では、8月のオープン5着以来となる7歳牡馬ゴールドブリーズ、前走でクビ差の激戦を逃げ切って障害未勝利を突破した8歳牡馬フームスムート、そして経験値豊富なブラックタイド産駒ホウオウエクレールの3頭が候補に挙がる。いずれも展開ひとつで食い込む余地があり、当日の単勝オッズを確認しつつ馬券に組み込みたい存在だ。
堅軸と穴馬が絡みやすい構図が重なるイルミネーションジャンプステークス。今年も傾向どおりの決着となるのか、それとも伏兵が光を放つのか、注目の一戦といえる。

