D.バルジュー騎手来日、実は小倉巧者だった?

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JRAは28日、イタリアのダリオ・バルジュー騎手に短期免許を交付した。29日までの免許を取得していたアイルランドのデクラン・マクドノー騎手と入れ替わりとなる。2015年11月に、M.デムーロ騎手、C.ルメール騎手に続き、3人目となる外国人騎手のJRA通年免許取得を目指して受験したが、惜しくも一次試験で不合格となってしまっていた。

今回短期免許を取得し、1月30日~3月27日までの約2ヶ月間滞在することとなった。身元引受調教師は中内田充正調教師、身元引受馬主は藤井亮輔氏となっている。

バルジュー騎手は1997年にイタリアで騎手免許を取得して以来日本へも何度も来日しており、JRAで1191戦90勝、うち重賞4勝という実績を持っている。筆者の個人的な印象としては、重賞レースで目立った活躍はしていないが小倉開催ではよく穴馬を持ってくる騎手という印象が強い。昨年2015年の成績を見てみると、小倉(8-7-6-62)、京都(4-0-6-38)、阪神(3-3-2-32)、中京(1-2-2-29)と、やはり小倉での好走が目立っている。さらに調べてみると、小倉で3着以内に入着した21頭のうち7番人気以下の馬が7頭もいたのだから穴馬を持ってくるという印象はあながち間違ってはいなかったと言えるだろう。

今年の小倉競馬の開催は2月13日からとなっているので、小倉で走るバルジュー騎手には注意しておいた方がいいかもしれない。