【安房特別2022予想】移籍馬イヤサカ、芝長距離に適性有りか?

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ダート血統と思われていた競走馬に実は芝適性があったり、その逆も然りで、何十世代も配合を繰り返してもわからないことだらけなのが馬産・競馬の奥深さだと言えます。

傾向的にはやはり両親から特性を受け継ぐと考えるのがセオリーですが、父、母父とも適性が異なると思われる舞台で存在感を示しているのが、土曜中山10レースに組まれている2勝クラスの特別戦の安房特別に登録のあるアイルハヴアナザー産駒のイヤサカです。

美浦・天間厩舎の監理馬で、引き続き永野騎手が騎乗予定となっています。

母の父コジーンということもあり、芝2500mの適性は父も含めて考えると厳しそうに思えますが、地方の船橋競馬場で20戦のキャリアがある中、中距離以上での活躍で中央復帰となっているだけに、前走の芝1800mで行われた房総特別の大敗は、たたき台とみてよさそうです。

昨年末には今回と同じ舞台設定となる中山芝2500mの2勝クラスで人気薄ながら2着に入っているように、中央競馬の舞台では芝の長距離が適性といえそうです。今回は休み明けの叩き2戦目ということもあり、良化も含めて見直したい1頭となっています。

ライバル馬を見渡すと、母にエリザベス女王杯で大波乱となる勝利を挙げたクィーンスプマンテを持つオルフェーブル産駒のアスティも、地方の笠松競馬場で経験を積んで力をつけてきただけに侮れない1頭となりそうですが、中山芝コース実績ではイヤサカのほうに分があるだけに、混戦模様の今回は馬券妙味もありそうですね。