【チャンレジC予想2021】不振カツジ、距離延長に活路あるか？

昨年はレイパパレが秋華賞に出走が叶わず、結果的に古馬相手の重賞初制覇を成し遂げることとなったのが、今週土曜阪神メインレースに組まれているG3のチャレンジカップです。

昨年に引き続いてここから大きな飛躍を遂げる馬が出てくるのか楽しみなレースとなっていますが、登録12頭とやや寂しい頭数での開催となりそうです。

昨年2着のブラヴァス、3着のヒンドゥタイムスの登録はないものの、昨年同様3歳馬から勢いのある馬たちが参戦を予定しています。

モーリスとジェンティルドンナの間に生まれた良血牝馬のジェラルディーナは、未勝利戦脱出後、強気に挑んだ阪神JF・8着後は自己条件で力をつけてきており、現在3連勝中と絶好調。先日のジャパンカップをコントレイルで制した福永騎手が引き続き騎乗予定となっています。

また、3歳牡馬からはオルフェーヴルとソーマジックの間に生まれたソーヴァリアントがセントライト記念2着からじっくり間隔をあけての挑戦となっており、こちらもルメール騎手騎乗で上位人気が予想されています。

3歳勢に勢いがある印象がありますが、あえて狙ってみたいのが6歳牡馬でマイル前後を中心にローテーションが組まれていたカツジです。

兄のミッキーグローリー同様、距離適性はマイル前後と思われますが、二桁着順が3回続いたこともあってか新味を求めての参戦となっています。

兄のミッキーグローリーもマイルの芝で強さを発揮していた馬だけに、芝2000mでは厳しいと思われますが、マイルチャンピオンシップや高松宮記念など一戦級と戦ってきたキャリアは、G3なら生きてくるのではないでしょうか。

距離不安もあり、また近走の着順も悪いこともあり実績を考えると人気が低くでる可能性が高いだけに、頭数は少ないものの穴馬として魅力的な1頭といえそうです。