【加付式“連番の法則”】レパードSなど先週の回顧・検証
前週、「8月15日からの新潟競馬について、条件付き限定で入場を再開する」とのJRAの発表をお伝えしたが、8月8日に変更が発表された。内容は、「入場再開を発表したところだが、全国規模での新型コロナウイルスの感染拡大傾向が顕著となっていること等を踏まえ、入場は取り止め、無観客を継続する」とのこと。すでに入場に必要となっていた指定席を購入した方には「返金する」ことも併せて発表された。
なお、地方競馬においては前週お伝えした浦和・大井に続いて、川崎競馬も「9月からの入場再開に向けて、8月24日にプレオープンを実施する」と発表した。有観客開催に向けての試行錯誤が、まだまだ続く。
先週の主な出来事として、まずは残念なお知らせが2つ。ひとつは、2005年にマイルCSと香港マイルを制したハットトリック(牡19歳)が、繋養先のブラジルにて現地時間3日、死亡したとのこと。ふたつ目は、2018年の皐月賞馬エポカドーロが5日、現役を引退することが発表されたこと。今後は「オルフェーブル産駒初の後継」として種牡馬になる模様。繋養先は未定、とのことだが産駒に期待がかかる。
先週の達成記録としては、日曜札幌7レースで武豊騎手が、史上初のJRA通算4,200勝(内GⅠ・77勝、重賞・340勝)を達成。「4,300勝の時にはお客さんもいるだろうし、まだまだ頑張ります」と偉大すぎる記録も通過点として、今後も新たな歴史を刻み続けるコメントを残した。
夏競馬に入っても波乱決着が続くメイン重賞レース。先週は、新潟の3歳ダート重賞「レパードステークス(GⅢ)」で、7番人気ケンシンコウが勝利し3連単は12万円配当に。そしてその好配当は、またもや連番の法則「一組連番」が演出した。もうひとつの札幌ダート重賞「エルムステークス(GⅢ)」では、1・2番人気が1・2着で、法則決着も万馬券配当も無い、久しぶりに順当な重賞レースに終わった。
それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 新潟 | 札幌 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 5 | 5 | 20.8 |
一組連番 | 6 | 5 | 11 | 45.8 |
同番 | 1 | 1 | 2 | 8.3 |
合計 | 7 | 11 | - | - |
出現率(%) | 58.3 | 91.7 | - | - |
- | 新潟 | 札幌 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 1 | 2 | 8.3 |
一組連番 | 6 | 5 | 11 | 45.8 |
同番 | 2 | 1 | 3 | 12.5 |
合計 | 9 | 7 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 58.3 | - | - |
※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番等)は「同番」としてカウント
「一組連番」は、前記のとおり新潟「レパードS」で12万配当。波乱を演出したのは、もちろん勝利した7番人気ケンシンコウだが、同馬は3着に入った当コラム注目の5番人気ブランクチェックとの「一組連番」。越後(新潟)開催での謙信公ということで、一部紙面には名前でも注目されていたが、当コラムの読者には今回も注目人気からの両脇(一組)馬番を抑えることで高配当獲得は近づくことを検証できたのでは。
また、先週唯一の100万超配当も「一組連番」から出現。日曜新潟3レースでは、こちらも注目・3番人気との「一組連番」に該当する12番人気が2着に入った結果。100万を手にするには、3着の16番人気も抑える必要があるため「一組連番からの馬券購入方法」には検討の課題が残るが、当該「一組連番」もここ数週「データ取りを続ける」としたヒント通りの「一組連番」。3連複で40万、馬連・馬単でも万馬券の「一組連番」は両脇馬番が2桁人気ならば、やはり「好機到来」と捉えるべきであろう。
先週の「同番」は、回数・出現率とも平均的。札幌狙いの向きには、土曜メインのリステッド・レース「札幌日経オープン」が唯一の万馬券。1番人気ボスジラが2着に入り、6番人気の「同番」ナイママが3着に入ってのものだった。当たりと言えたのは日曜新潟。第1レースと最終レースの2回出現で、ともに10万超配当。しかも2回とも1・2番人気との「同番」がそれぞれ10番人気、13番人気で高額配当を演出。先週「同番」を狙った方ならば、すでに公開した「YouTube解説編・第4回『同番』」での「(ユニコーンSから)買い方を検証」、そして「買い方のポイント」通りの馬券購入で、この高配当「同番」決着は手に出来た可能性大となった。
常に最もお勧めと推奨の「ALL連番」は、先々週記した「大爆発」が土曜札幌で起こった。おそらく(少なくともコラム開始以来)初の1日5回という出現回数を記録した。配当もすべて万馬券で、10万超こそ出なかったが、1万台2回の他は4万、7万、8万となかなかの高額。5回のうち3回が1番人気から、1回が2番人気から、残る1回は注目・3番人気からの「ALL連番」で、当日「ALL連番」にチャレンジした方は狙い易さと併せれば複数回の獲得も叶ったのでは。お勧めの「ALL連番」、今後もトライし続けていただきたい。
先週の高額万馬券の宝庫最終レースは、先週も土日の4機会すべてが万馬券かつ連番の法則。組み合わせも「ALL連番」「同番」「一組連番」すべてが現れ、「ALL連番」は土曜札幌で注目・3~5番人気からで配当は8万超。「同番」は前記回顧通り1番人気との「同番」で10万超。「一組連番」は土曜新潟で1・2番人気との組み合わせから10万超。残る日曜札幌では、3着同着により「ALL連番」「一組連番」の2組同時出現のオマケつき。最終レースは大逆転の好機なので、是非最終レースまで法則チャレンジをお勧めする。