ケンシロウ再び!よみがえる名前にサトノの込めた思いとは?

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里見治さんをご存知でしょうか?競馬よりパチンコで有名かもしれませんね。セガサミーホールディングスの代表取締役です。

競馬では「サトノ」の冠でおなじみで、奥さまも「エミノ」の冠で馬を走らせる馬主として知られています。今日はそんな「サトノ」のお話。

今から11年前。サトノケンシロウという期待馬が美浦・藤沢厩舎にいました。父シングスピール、母エイムフォーザトップ、母の父アイリッシュリバー。

新馬戦快勝後、百日草特別は圧倒的人気に応えられず敗れるも、黄梅賞で見事500万下を突破し、藤沢厩舎が今でもよく使うローテーションでもあるダービートライアル、青葉賞に向かいました。
ケント・デザーモ騎手騎乗で期待もされていたものの、故障発生でまさかの14着大敗、そのまま引退となりました。調教をつけていた岡部騎手も素質を認めていたそうです。

そんなケンシロウの馬名は里見オーナーも思い入れがあるようで、今年の2歳馬に再度名づけました。10年以上経てばG1馬でなければ再度の同名馬は可能。二代目サトノケンシロウの誕生です。気になる血統は父ディープインパクト、母マジックストーム、母の父ストームキャットと初代ケンシロウ以上の期待値も見えます。

ディープインパクト×ストームキャットは成功例多数の配合で、全姉ラキシスもエリザベス女王杯勝ち馬で、ダービー馬キズナも同じ配合です。

今年のサトノ軍団は惜しくもダービーは2、3着のフィニッシュ。悲願達成はついに来年になるのか?もしくは、二代目ケンシロウでも壁にぶちあたるのか?

血統的にも人気になる馬です。クラシック路線に乗せたいと陣営も考えているはずです。厩舎は現状未定になっていますが、栗東・池江泰寿厩舎の予定にはなっています。オルフェーブルでおなじみのダービートレーナーですし、今年のオークス馬ミッキークイーンも出している名門です。

血統一流・厩舎一流。あとは馬と馬主さんが「モッて」いるかどうかだけ。注目して追いかけてみたい1頭ですね。