【凱旋門賞2025】アロヒアリイの鞍上がC.ルメール騎手に決定

ギヨームドルナノ賞・G2を快勝したアロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博厩舎)が、10月5日に仏パリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞・G1に参戦することが正式に決まった。2日、田中博調教師が明らかにした。
さらに翌3日には、鞍上がC.ルメール騎手に決定したことも発表された。ギヨームドルナノ賞を制したコンビで、日本馬初の栄冠を狙うことになる。
同馬は前走のギヨームドルナノ賞で、決して好スタートとはいえない発馬から気合をつけて先行策を選択。5頭立てで各馬が縦長に並ぶ展開の中、マイペースで逃げを打つと、勝負どころでも余力十分の手応えを見せた。直線に入っても後続を寄せ付けず、ゴール前では抑える余裕すら見せて押し切り勝ち。新馬戦以来となる勝利を、海外の舞台での重賞制覇という快挙で飾った。田中博調教師にとっても、自身初の海外重賞勝ちとなった。
当初は7月13日のパリ大賞・G1出走を予定していたが、陣営は体調面を考慮し、秋の大一番・凱旋門賞への直行を選択。日本競馬の悲願に挑む3歳馬アロヒアリイが、欧州の頂点を舞台にどのような走りを見せるのか、大きな注目が集まる。

