【マリーンステークス2026】大沼S組が今年も中心か?重賞戦線へ名乗りを上げるワイドブリザードとレヴォントゥレットの2頭を徹底考察
公開: 2026/07/17 12:08

今週土曜の函館競馬メインレースには、ダート1700mで行われる3歳以上オープン・ハンデ戦のマリーンステークスが開催。
オープン特別ながら、過去には後のフェブラリーステークス覇者ペプチドナイルを送り出した出世レースとしても知られる一戦だ。毎年のようにGⅠ級が誕生するわけではないが、ここで力を示した馬が秋以降のダート戦線で存在感を高めるケースは少なくない。今年も将来の主役候補が現れるか注目が集まる。
ハンデ戦でも極端な波乱は少ないレース
ハンデ戦という条件から波乱を期待したくなるレースだが、近年の結果を見ると極端な人気薄の激走はあまり見られない。
過去5年では1番人気が1勝、2着1回と安定した成績を残し、3番人気も2勝、2着1回、3着1回と高い好走率を誇る。一方で2番人気は連対がなく苦戦しているものの、二桁人気馬の馬券圏内は過去5年間で一度もない。
3着以内はいずれも7番人気以内に収まっており、人気だけを嫌って大穴を狙うよりも、実績馬や近走内容を重視した予想が有効なレースと言える。
今年もカギを握るのは「大沼ステークス組」
今年もデータ面で最も注目したいのは前走・大沼ステークス組だ。
過去5年すべてで大沼ステークスから臨んだ馬が馬券に絡んでおり、函館ダート1700mという同舞台を経験しているアドバンテージは非常に大きい。
その中心となるのがワイドブリザードである。
前走の大沼ステークスでは積極的に先行すると、そのまま後続を寄せ付けず4馬身差の圧勝。勝ち時計だけでなく、最後まで脚色が衰えなかった内容も高く評価できる。
函館ダート1700mはコーナー4つを回る小回りコースだけに、先行力と持続力が大きな武器となる。前走で見せたレースぶりは、この条件への高い適性を証明したと言っていい。
一方で気になるのはセン馬という点だ。
過去5年間ではセン馬の出走数自体は多くないものの、馬券圏内はゼロ。今年のワイドブリザードがそのデータを覆せるかどうかも、大きな見どころの一つとなる。
レヴォントゥレットも逆転候補
もう1頭、大沼ステークス組で注目したいのがレヴォントゥレットだ。
前走は控える競馬へ切り替えながら2着を確保。これまで先行する形が目立っていたが、新たな競馬を経験できたことは今後へ向けても大きな収穫だった。
ロードカナロア産駒らしいスピード能力に加え、脚質の幅が広がったことでレース運びにも安定感が増している。
今回はハンデ戦となるだけに斤量差もポイントになるが、展開次第ではワイドブリザードとの逆転も十分考えられる存在だ。
狙うなら充実期の4・5歳馬
年齢別の傾向を見ると、4歳馬と5歳馬が好成績を残している。
肉体的な完成度と勢いを兼ね備える世代が結果を残しやすく、今年もその傾向は重視したい。
ワイドブリザード、レヴォントゥレットはいずれも5歳馬で、まさにデータに合致する存在。近走内容も充実しており、勢いという点でも他馬を一歩リードしている印象を受ける。
秋へ向けた飛躍を占う一戦
マリーンステークスはオープン特別ながら、その後の飛躍馬を輩出してきたレースでもある。
今年も前走内容、コース適性、年齢傾向を総合的に考えると、大沼ステークス組がレースの中心になる可能性は高い。
なかでも4馬身差の圧勝劇を演じたワイドブリザードが同じ舞台で再び力を示せるのか。そして新たな競馬を身につけたレヴォントゥレットが逆転を果たすのか。この2頭の再戦は大きな見どころとなる。
過去のデータが示す「大沼ステークス組優勢」という流れが今年も続くのか、それとも新たな勢力が台頭するのか。秋のダート重賞戦線を占う意味でも、見逃せない一戦となりそうだ。

