【JRAジューンS予想2023】ここは〝確勝級〟か?絶対に狙うべき「本命」とは
東京競馬の土曜メインは2400mのハンデ戦「ジューンステークス」が開催。
ハンデの長距離戦という難解レースだが、過去10年で「1番人気」は【3-4-0-3】、「2番人気」も【3-2-2-3】と上位1・2番人気がいずれも複勝率70%と上位2頭は堅実だ。波乱は少なく、堅実決着傾向が強い一戦だ。点数を絞って勝負する必要があるだろう。
今年は前走の府中Sで2着だったキングズパレス、美濃S・2着のシュトルーヴェ、緑風S・5着のエンドウノハナあたりが人気を争うかたちとなりそうだで、このあたりの取捨が予想の要となりそうだ。
今回この中で最も信頼度が高そうな馬として注目しているのが、府中S・2着のキングズパレスだ。
前走は大外枠からスタートして後方で脚を溜め、直線はメンバー最速の上がり3F33秒3の脚で伸びての2着に入線した。勝ち馬はエプソムCでも上位人気が予想されるレインフロムヘヴンで、この馬と0秒2差の2着は好内容。枠の差だけだったと感じる強い競馬を展開してくれた。
スタートの出遅れが目立つ馬だが、調教でもゲート練習を取り入れて近走はゲート内の集中力も良くなってきている。メンバーの格が落ちるここなら例えスタート案外でも好勝負は可能に思えるが、スムーズなら圧勝も有り得そうだ。
東京の2400mは【1-2-0-0】でオール連対。重賞でも即通用する相手と戦ってきた実績。安定感が増してきた近走の内容からも、ここは確勝級の1頭と判断したい。
唯一の懸念は“馬場”か。当日は雨の影響を受けそうなタフ馬場が濃厚ということで、馬場が渋った時にどうなるかは未知数だ。稍重で好走している実績はあるが、いずれも時計の出方は速めの馬場だった。
父キングカメハメハと母ドバウィハイツの間に生まれた牡馬で、全姉に2018年のG2フィリーズレビューを制したリバティハイツ、半兄に昨年のG3きさらぎ賞で3着に好走したランドオブリバティがいる良血。
素質が高いのは明白で、タフ馬場で大きく脚を削がれることさえ無ければ、間違いなく勝ち負けになるはずだ。