【オーロカップ予想2025】穴馬警戒が必須の波乱レース!鍵は“前走1400m組”

今週日曜の東京メインは、芝1400mで争われる3歳以上オープンのハンデ・リステッド「オーロカップ」が開催。今年はフルゲート18頭に対して登録馬が24頭と大混戦で、昨年の函館2歳S覇者サノトカルナバルですら除外対象となるほど、出走権を得るだけでも狭き門となっている。
過去5年の傾向では、前走同距離組が【4勝・2着3回・3着3回】と圧倒的に優勢で、このレースの最重要ファクターといえる。今年の出走予定馬では、阪急杯5着・関屋記念9着から3か月ぶりに臨むフォーチュンタイム、2歳時から重賞戦線で活躍を続けるレイベリングの2頭がいずれも前走マイル戦を使っており、データ的には強調材料が乏しい点が気がかりだ。
昇級馬に目を向けると、過去5年で勝ち負けできたのは2022年のウインシャーロットのみ。しかも同馬は1番人気での勝利だった。昇級初戦馬を狙うなら、よほど支持を集めるタイプでないと信頼は置きづらく、穴人気での大駆けはあまり望めない傾向といえる。
一方で、昨年は15番人気のゴールデンシロップが勝利しており、人気薄の台頭にも常に注意が必要なレースだ。今年の人気薄候補の中で、前走が芝1400mかつ妙味があるのは、ハクサンバードとガロンヌの2頭。ハクサンバードはここ2戦、関屋記念・16着、朱鷺S・11着と大敗続きだが、東京芝では【2-0-2-1】と好相性。しかも3勝クラスを勝ち上がった舞台が今回と同じ東京芝1400mの湘南Sで、舞台適性は出走馬中でも屈指の存在だ。リズムは悪くとも、得意条件での巻き返しに大きな期待がかかる。
ガロンヌは3勝クラスの渡月橋Sを勝利して臨んだ前走朱鷺Sで2番人気に支持されながら8着敗退。ただし昇級初戦で力を出し切れなかった可能性もあり、前走からの上積みがあれば再浮上の余地は十分にある。
混戦必至のオーロカップは、データ重視なら前走1400m組、妙味を求めるならハクサンバードやガロンヌの一発。勢力図が読みにくい今年の一戦は、馬券的にも楽しみなレースとなりそうだ。

