【JRA万葉ステークス予想2026】前走ダイヤモンドステークス善戦組に注目!

5日の日曜、京都競馬のメインレースに組まれているのは、芝3000mで行われる4歳以上オープンのハンデ戦「万葉ステークス」だ。フルゲート18頭に対して登録は11頭と少頭数での一戦となるが、スタミナと適性が問われる長距離戦らしく、個々の力量がはっきりと表れやすいレースといえる。
過去5年のデータを見ると、2021年から2023年、そして昨年は中京競馬場での施行となっており、舞台設定の違いから参考程度ではあるものの、共通して好走しているのが前年のステイヤーズステークスで掲示板に載った馬である。昨年の勝ち馬ゴールデンスナップ、2022年3着のシルヴァーソニック、2021年3着のタイセイトレイルと、いずれも長距離重賞で実績を残した馬が結果を出してきた。
今年の出走予定馬でこの条件に該当するのは、昨年のステイヤーズステークスで4コーナー先頭という積極策から4着に粘った6歳セン馬ブレイヴロッカーのみだ。今回は昨年の京都大賞典以来となる太宰騎手を背に挑む予定で、展開次第では再度の粘り込みがあっても不思議はない。
同じ6歳馬では、サトノクラウン産駒のヴォランテが注目を集める。前走の3勝クラスでは、今回と同じ京都芝3000mを舞台に、6番人気ながらハナ差で差し切る勝負強さを見せた。鞍上には吉村騎手が予定されており、前日の京都金杯でも上位人気馬への騎乗が見込まれている。年明け早々の正月開催で結果を残すことができれば、各陣営への強烈なアピールとなる重要な2日間となる。
一方、オルフェーヴル産駒の7歳セン馬ミクソロジーは、ダイヤモンドステークス勝利後の長期休養明け以降、二桁着順が続きスランプに陥っている。ただし、追い込みや先行など脚質を模索しながらのレースが続いており、今回は久々のオープン特別で相手関係はこれまでよりも緩和される。実績を考えれば、ここで復活の走りを見せる可能性も十分に残されている一頭だ。

