ペリエール（牡5、黒岩陽一厩舎）が、11月15日に東京競馬場で行われるダートマイル重賞「武蔵野ステークス」（G3、ダート1600m）に向かうことが明らかになった。23日、美浦トレーニングセンターで黒岩調教師が進路を示した。

前走のエルムステークスでペリエールは圧巻の走りを披露。好位からスムーズに進出し、直線では早めに先頭へ。最後は後続を2馬身半突き放す完勝で重賞2勝目を飾った。過去10年で馬券圏内が一頭も出ていなかった「1枠不振」のジンクスを破った勝利でもあり、完全復活を印象付けた。

ペリエールは昨年のユニコーンステークスを制して以降、勝ち切れない競馬が続いていたが、6月の大沼ステークスで復活。そこからエルムSを連勝し、勢いを取り戻した。

東京ダート1600mは、2023年のユニコーンS制覇に加え、昨年の武蔵野Sでも3着に好走しているベスト舞台。連勝の勢いに加え、得意コースへの舞台替わりは絶好条件だ。昨年は0秒2差の3着に惜敗したが、今年は2連勝の勢いがあり上昇度は昨年以上。重賞連勝への期待は一段と高まっている。