今をときめくスクリーンヒーロー産駒!今後も活躍は期待できる?
昨年の年度代表馬に選ばれたモーリス。そして、グランプリ有馬記念を制覇した、ゴールドアクター。昨年は、スクリーンヒーロー産駒の活躍が大変目立った1年でしたね。
今年も、スクリーンヒーロー産駒はどこまで活躍の幅を広げるのでしょうか?今回は、スクリーンヒーロー産駒の特徴についてご紹介したいと思いますので、レースの参考にされてみてはいかがでしょうか?
モーリス&ゴールドアクターの父、スクリーンヒーロー
現在12才になるスクリーンヒーローですが、父があの有名なグラスワンダー、そして母はランニングヒロイン(母父サンデーサイレンス)という血統です。
2007年3戦目の未勝利戦で、初勝利を上げ、9月に行われたセントライト記念では、みごと3着に入選し、菊花賞への優先出走権を獲得しました。
ですが、このセントライト記念直後に、剥離骨折が判明し、菊花賞へ出走することはなく休養にはいりましたね。
4才になって覚醒した父譲りの才能
剥離骨折から復帰したスクリーンヒーローは、4才。11月格上挑戦にも関わらず、アルゼンチン共和国杯に見事に優勝!そして勢いにのったスクリーンヒーロー陣営が選んだ道がなんと、3週間後に迫ったジャパンカップ!!
かつての競馬界を引っ張っていたウオッカやメイショウサムソン、ディープスカイが人気で、スクリーンヒーローは9番、単勝41倍人気という人気薄で臨んだジャパンカップを見事制覇しました。
その後、残念ながら大きな活躍はなく、北海道新ひだか町のレックススタッドでグラスワンダー産駒の後継者として種牡馬入りしました。
スクリーンヒーロー産駒の特徴
グラスワンダー産駒の最初の後継者ということで、種付け料30万円、出生条件50万円という比較的リーズナブルな条件で、初年度の種付け頭数は84頭を集めています。
しかし、翌年は84頭を切る頭数しか、人気を集めることはできませんでしたが、デビューした産駒の驚くべき活躍により、2014年は111頭と初年度を超えること種付けに成功!
さらに、種牡馬入してからわずか2年という早さで、G1馬を排出したスクリーンヒーロー。その凄さはアーニングインデックスにも見られます。
あの名馬で、リーディングサイアー常連のディープインパクトが「2.31」に対しスクリーンヒーローはそれを越える「2.46」叩きだしました。
では、なぜこのような数字がでたのでしょう?それは、スクリーンヒーロー産駒ならではの特徴にありました。なんといっても仕上がりが早く、それにプラスして体質も強いといわれておりますので、早い時期からデビューできるという特徴がこの指数に繋がっているのではないでしょうか?
今後、どのような子供たちができるのか?
モーリス、ゴールドアクターをはじめ、グァンチャーレやミュゼエイリアン等の名馬を排出してきたスクリーンヒーロー。
血統から見ても、Roberto、Danzigが入っていることからみると、スタミナとパワーを上手く引き継ぐ馬が今後も多くでてくると予想されます。
もう少し詳しくみてみましょう。
Robertoの持続性が高いと思われるパワーと、Danzigは母父を経由する形になるので、これが仕上がりの早さに繋がり、さらにサンデーサイレンスを経由することによって、柔軟性が高い切れ味が加わると思われます。
パワーがあることから芝でもダートでも、かなり多様に問題なく走ってくれそうですね!芝でパワーやスタミナが求められる東京や中山、そして新潟競馬場でも好走が期待できそうですね。
今年もぜひ、スクリーンヒーロー産駒に期待したいと思います!!