1着と2着で大きく差が開いてしまうのが3歳クラシックへ向けたリステッドレースと言えるのかもしれません。

日本ダービー出走をかけた今年のプリンシパルステークスでは5番手追走からあと一歩のところで2着敗退となり、菊花賞出走も叶わなかったのがポタジェです。ルージュバックの半弟、金子真人HDの所有馬という点から注目していた方も多いのではないでしょうか。

春を残念な形で終えたポタジェでしたが、夏場を古馬相手の1勝クラスから出直す形となり、デビューから6戦して連を外さない安定感で、1勝、2勝クラスを2連勝で駆け上がり今週土曜、阪神9レースで開催の3勝クラス別定戦・岸和田ステークスへ川田騎手と出走予定となっています。

3勝クラスには準オープンという別名もあるように、ここで連勝をストップさせる競走馬も多く見られる、2勝クラスとは一線を画す壁があるように思われます。

そういった意味で、上位人気が予想されるポタジェは馬券検討上は危ない人気馬と言うこともできそうですが、今回は勢いのある競走馬の登録も少なく、前走二桁着順馬の参戦などもあり手薄なメンバー構成となっていることから3連勝でのオープン入りも狙えるチャンスでもあります。

落札価格2億円超という良血高額馬のボタジェですが、登録メンバーには更に高額のきさらぎ賞でも1番人気支持を受けたダノンマジェスティもいますが、約2年4ヶ月ぶりの出走ということで不安要素は少なく有りません。

ここまでの3勝全てを共にしている川田騎手が鞍上を務めるのも好材料の一つ。来年には重賞戦線で活躍を期待したいボタジェが3連勝となるかどうか注目したいですね。