【有馬記念2015予想】有馬記念は最も??な馬が勝つ?
60回目の節目を迎える有馬記念がいよいよ明日の12月27日開幕だ。枠順も決まり、さあ舞台は整った。あとはどの馬が有終の美を飾るのか予想するだけだ。毎年10万人以上の観客が入場する上に、普段から競馬を趣味とする競馬ファンのみならず普段競馬はしないが有馬記念だけは毎年買うという人も少なくないのではないだろうか。それぞれが思い描いているドラマがあり、たった2分半のレースに何十万人という大人が夢に思いを馳せて一挙にレースを見守る。そう考えると有馬記念というレースは一年で一番人々の夢が集まるレースと言っても過言ではない。
有馬記念という特殊なG1レース
有馬記念というレースは他のレースとは一味も二味も違った雰囲気を持っている。普段競馬をしない人も有馬記念だけは買うといった風潮があるのも一つだし、他にもファン投票によって出走馬が決められることや、強い馬でも負けることが多いことで有名なトリッキーな中山競馬場で行われることなどが挙げられる。強い馬を決めるレースなら、馬の実力が結果に出やすい東京競馬場などで開催した方が良いし、出走馬もファン投票ではなく獲得収得賞金順にすれば良いだろう。そうしないということは、有馬記念というレースは必ずしも強い馬を決めるレースでは無いのかもしれない。もちろん3歳馬と古馬との対決でその年のナンバーワンを決定するという一面もあるが、ただ単にナンバーワンを決めるレースだけとは思えないのは筆者だけだろうか。
有馬記念は最も◯◯な馬が勝つ?
日本競馬における牡馬クラシック三冠競走の「皐月賞」「日本ダービー」「菊花賞」にはそれぞれ格言があり、皐月賞は「最も速い馬が勝つ」と言われ、日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」、そして菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われている。それでは有馬記念は一体どういう馬が勝つのだろうか?筆者なりに考えてみたのだが、有馬記念は「最もドラマのある馬が勝つ」のではないかという仮説に行き着いた。いや、まだ「行き着いた」という表現は正しくないのかもしれない。しかし、歴代の有馬記念のレースを振り返って見てみると歴史に残るその名勝負の多さに驚く。一年で一番夢が集まると言っても過言ではないレースで、現にこれまでたくさんのドラマを生んできたレースである。競馬の予想にはデータ分析、血統分析、高精度な指数予想など様々な予想法があるが、最もドラマのある馬を購入してみる、という買い方をしてみると有馬記念をより一層楽しめるかもしれない。