【クイーン賞2023予想】今年も地方馬優勢か?牝馬グレード競走唯一のハンデ戦

今週水曜に船橋競馬場で行われるのは、今年で69回目となる伝統のレースのクイーン賞です。

牝馬グレード競走では唯一のハンデ戦となっており、相手関係も読みにくいメンバーが毎年集うことから予想が難解なレースとなっています。

1着賞金3000万円と高額設定のレースですが、過去のデータをみても地方馬の台頭が多く見られ、昨年はJRA所属のテリオスベルが勝利したものの、2019年はクレイジーアクセル、2020年はサルサディオーネと大井所属馬が、2021年は川崎所属のダイアナブライトが勝利しており、今年はどちらが勝つのか楽しみな一戦といえます。

データを見ればJRA所属馬なら美浦所属馬が狙い目となっており、今年の出走予定馬ではマリブムーン産駒の3歳馬パライバトルマリンはデビューからまだ5戦と戦績は少ないものの、崩れたのは1勝クラスの4着のみと安定感ある走りを見せており、今回も十分勝ち負けが見込めそうです。

また、やや使い詰めのローテになっているものの強敵相手にも崩れないテリオスベルが昨年に続く連覇を狙って出走を予定しており、パライバトルマリンをブリーダーズゴールドカップで降しているだけに人気が上がってこないようなら馬券妙味がありそうです。

今年のレパードステークスを牝馬ながら制しているライオットガールも魅力的ですが、栗東・中村厩舎ということもありデータからは関西勢劣勢となっているだけに取捨が難しいところです。

勢いが止まったものの侮れない地方勢では地元・船橋から出走予定のカジノドライヴ産駒のサブルドールは伯母にトゥザヴィクトリーを持つ母系もよく、現在2連勝中の勢いそのままに中央勢を撃破する可能性もあり、人気薄なら狙ってみたい一頭です。

また、前走の南部杯はさすがに相手が強すぎた感もある岩手から参戦のタートルボウル産駒のゴールデンヒーラーは一昨年にもこのレースに参戦し7着敗退となっているだけに、リベンジとなるかに注目したいところです。他地区から参戦馬では、一番面白そうな一頭といえそうです。