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【新潟2歳S予想2025】世代リードを狙うリアライズシリウス!完成度一枚上

2025/08/20 13:22
【新潟2歳S予想2025】世代リードを狙うリアライズシリウス!完成度一枚上

新潟競馬の日曜メインは、真夏の2歳重賞「新潟2歳ステークス」(G3、芝1600m)が行われる。キャリアの浅い若駒による一戦だけに、各馬の前走内容を素直に評価して取捨を判断するのがセオリーだ。その中で最も注目すべき存在が、東京芝1600mのデビュー戦を圧巻の7馬身差で制したリアライズシリウスである。

デビュー戦は五分のスタートからスッとハナに立ち、折り合いを欠くことなくマイペースの逃げに持ち込んだ。直線では鞍上の合図に応えて上がり最速の34秒8をマークし、後続を寄せ付けない完勝。ラスト2ハロンも11秒5―11秒7と高水準のラップを刻み、まだ余力を残しての押し切りだった。物見をする場面もあったが、内容的には許容範囲であり、初戦として申し分ない走りであった。

その後も調整は順調で、1週前追い切りでは圧巻の動きを披露した。13日の美浦・Wコースでは古馬2勝クラスの僚馬スピリットガイド、古馬3勝クラスのショーマンフリートを相手に3頭併せを敢行。最後方から追走し、直線では津村明秀騎手の手が動くことなくスッと脚を伸ばして最先着を果たした。6ハロン82秒9の自己ベストを更新し、反応の速さは新馬戦前の追い切り以上。着実な成長をアピールした。

鞍上の津村騎手も「手応えの割に加速が鋭く、一瞬で抜き去った」と高く評価。前走の積極的な競馬に加え、控える形でも結果を出せる態勢を整えており、展開の幅が広がっている点も強調材料となる。

血統的な背景も魅力的だ。父ポエティックフレアは英2000ギニーとセントジェームズパレスSを制した新種牡馬で、3歳時にマイル戦線で頂点に立った実力馬。その資質を受け継いだリアライズシリウスは、新馬戦で見せた完成度の高さに加え、調教での鋭さからもマイル適性を色濃く示している。将来的には朝日杯フューチュリティS、さらには来年のNHKマイルCといった大舞台でも有力候補に名を連ねる可能性を秘める。

例年、素質馬が顔をそろえる新潟2歳Sだが、現時点での完成度はリアライズシリウスが一枚上手と断言できる。デビュー戦の圧勝劇とその後の成長度合いを踏まえれば、ここで世代の主役候補に躍り出るシーンは十分に想像できる。新潟の夏に現れた新星が、秋以降のクラシック戦線に向けて大きな一歩を踏み出すことになりそうだ。 

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