【JRA紫苑ステークス2025予想】激走期待の伏兵は?条件好転のサヴォンリンナ

日曜の中山メインは芝2000メートルで行われる秋華賞トライアルの紫苑ステークス。今年は13頭立ての少頭数で行われる予定だ。
過去9年のデータでは1番人気と2番人気がそれぞれ3勝を挙げており、人気サイドが堅実に結果を残す傾向がある。一方で3番人気は勝ち切れず、最高でも2着までにとどまっている。また、ローテーションでは前走オークス組の好走例が目立ち、とりわけ掲示板入りを果たした馬の成績が優秀である。
今年の注目はリンクスティップだ。きさらぎ賞で牡馬相手に2着、桜花賞3着、オークス5着と大舞台で安定した走りを見せてきた。収得賞金は1200万円にとどまっており、エリザベス女王杯など将来の大舞台を目指すためにも2着以内が必須と言える。鞍上は米国遠征中のデムーロ騎手に代わり、ダービージョッキー北村友一騎手との新コンビで挑む。
また、オークス17着に敗れたサヴォンリンナも軽視できない。半兄にサンライズジパングを持つ血統背景に加え、3歳秋を迎えての成長が期待される。落ち着いてレース運びが期待できるタイプで、後方脚質はプラスに働きそうだ。また、左回りは苦手な印象で、中山替わりもプラス。馬体も成長しており、期待度は十分。忘れな草賞を制した実績を持ちながら人気面では控えめになりそうで、穴馬として要注意の存在である。

