スノードラゴン、引退。種牡馬へ

2014年のスプリンターズSの勝ち馬、スノードラゴンが29日付けで競走馬登録を抹消し、現役を引退することが明らかになった。27日、JRAが公式ホームページで発表した。今後は北海道日高郡新ひだか町のレックススタッドにて種牡馬となる予定。

スノードラゴンは先週24日に中京競馬場で行われた高松宮記念に藤田菜七子騎手とのコンビで出走し、17着に敗れた。同レースがラストランとなった。

同馬は2010年に新潟の芝でデビューするが、未勝利のままダートへ転身し、以降はダートの短距離路線を主戦場とした。2013年のカペラS・2着など善戦したが、重賞で勝ち星は挙げれず2014年のオーシャンSで再び芝路線へと転向した。芝復帰戦のオーシャンSでいきなり2着に善戦すると、続く高松宮記念でも2着に健闘し、改めて芝適性の高さを示した。そして同年のスプリンターズSでは13番人気の低評価を覆し、見事G1初制覇を果たした。その後も、ホッカイドウ競馬の北海道スプリントカップで3年連続3着に入着するなど、芝・ダート兼用で短距離路線で活躍した。

スノードラゴンは父アドマイヤコジーン、母マイネカプリース、母父タヤスツヨシという血統。通算成績は61戦8勝、うち重賞は1勝。スノードラゴン号、お疲れ様でした。