【有馬記念2024】粗品の“呪い”なるか、今年の本命馬に選ぶのは？

本命馬が惨敗続きのギャンブル大好き芸人の霜降り明星・粗品。ことごとく予想を外す逆神ぶりから、“粗品の呪い”として多くの競馬ファンから恐れられているが、先週の朝日杯FSでは本命馬のミュージアムマイルが2着入線で馬連を的中させ、先月のマイルCSは3連単的中と最近の呪いも恐れるほどではない。

気になるのは年末の風物詩、有馬記念の本命馬。昨年は本命馬に挙げたタスティエーラが6着、一昨年はタイトルホルダーで9着と有馬記念においては予想の精度が低い。選んでいる馬はいずれも伏兵馬で、紛れの少ない有馬記念の傾向を考えるとセオリーに反した選出だ。

今年はファン投票で断トツの人気を集めたドウデュースの1番人気が濃厚だが、粗品はこれまでドウデュースを一度も本命視したことがなく、3歳馬で最も人気を集めそうなアーバンシックも過去に本命視したことがない。今年の1・2番人気候補を過去に一度も本命視したことがないことから、今年も伏兵を選出してくる可能性は高そうだ。

候補としてはジャパンCで本命視したジャスティンパレス、京都記念で選んだベラジオオペラあたりは過去に高い評価をしている馬で、妙味がつきそうな伏兵ということもあり狙ってくる可能性はありそうだ。

逆に怖いのが、ドウデュースを本命視した場合だ。有馬記念においてはガチガチの1番人気を本命視するケースは少ない粗品だが、この秋は菊花賞ダノンデサイル、天皇賞・秋リバティアイランドに続き阪神JFブラウンラチェットと、1番人気を3度も馬券圏外に飛ばしている。これまで多くの人気馬を“呪い”で飛ばしてきただけに、ドウデュースから買おうとしているファンにとっては絶対に本命視してほしくないところ。

先週の朝日杯的中で呪いは解けたかのように思えるが、“1番人気本命視”という条件に限れば呪いも発動しやすくなるのかもしれない。仮にドウデュースに“呪い”がかけられるようなら、問答無用で消すのも手かもしれない。