【BCクラシック2025】二冠馬ソヴリンティは発熱で回避、レースは9頭立てに

11月1日(日本時間2日午前7時25分)に米国・デルマー競馬場で行われるブリーダーズカップ・クラシック(G1、ダ2000m)に出走予定だった米国の二冠馬ソヴリンティ(牡3、W.モット厩舎)が、発熱のため出走を取り消したことが明らかになった。ブリーダーズカップ公式サイトでも同馬は「SCRATCHED(出走取消)」と表示されており、陣営が回避を決断した形となった。
ソヴリンティはケンタッキーダービーとベルモントステークスを制し、今年のアメリカ三冠路線を席巻した注目の存在。さらに前走のトラヴァーズステークスでは直線で突き抜け、2着に10馬身差をつける圧勝劇を演じており、今回のブリーダーズカップ・クラシックでも主催者想定オッズで1番人気に支持されていた。
28日にブリーダーズカップの公式X(旧Twitter)にはモット調教師の会見動画が投稿され、「昨晩、発熱しました。完全な状態でなければ彼を出走させることはありません。様子を見たいです」とコメントしていた。翌29日、状態の回復が見込めないことから正式に出走を断念した。
この結果、同レースは9頭立てで行われることとなり、日本からはフォーエバーヤング(牡4、矢作芳人厩舎)が出走予定。昨年3着と健闘した同馬にとっては、ライバルの離脱により一層注目が集まる一戦となる。世界の頂点を懸けた決戦は、波乱の幕開けとなった。

