【京王杯スプリングカップ2016予想】太宰騎手でヒルノデイバローが本領を発揮する!
5月14日土曜日に行われるのがGⅡ京王杯スプリングカップです。近年は単なる安田記念への前哨戦というレースではなく、1400mが得意な馬にとってのGⅠ的な意味合いもあって様々な路線からメンバーが集まる難解なレースとなっています。
2016年の今年も、サトノアラジンやサンライズメジャーなどのマイル路線組から、ここ3走すべてを1400mを走って2勝2着1回の好成績を収めているロサギガンティア、高松宮杯経由のヒルノデイバローやブラヴィッシモ、サクラゴスペルなど多種彩々です。
そんなメンバーの中で今回注目したいのが、高松宮杯経由のヒルノデイバローです。高松宮杯組の中では11着ながら最先着を果たしたのですが、この馬は1600万のダート戦を勝って以来、オープンは芝のレースしかも重賞ばかりを3戦しました。結果は、7着8着12着と重賞ではさすがに壁を感じてしまいます。
それでも注目しているのは、前走GⅠでの最先着というだけではありません。太宰騎手が乗るというところが最大のポイントです。
先週行われたNHKマイルでは、メジャーエンブレムが逃げ切りましたが、その際の展開を左右する存在だったのが逃げ馬シゲルノコギリザメでした。太宰騎手で速いペースで逃げて粘るレースをしていたのに、乗り替わって逃げずに結果的にメジャーを楽に行かせる結果となった訳なのですが、太宰騎手であったら速いペースでも粘らせることができるはずだったので、ゴール前などもっと面白いレースになっていたでしょう。
その太宰騎手が今回、高松宮杯に引き続きヒルノデイバローに乗ります。ヒルノデイバローは芝の重賞では差し、追い込みしかできていませんが、もともとダート戦では逃げ先行をしていた馬です。さすがにGⅠでは逃げれなかったでしょうが、今回の距離が1ハロン伸びてGⅡとなった京王杯ではもっと前目に行くことが出来るはずです。そうなれば、ヒルノデイバローのもともとの持ち味が活かされるでしょうし、逃げ先行馬を上手に乗りこなすのが太宰騎手なのです。
NHKマイルに乗れず逃げれなかった太宰騎手が、京王杯スプリングカップでヒルノデイバローの持ち味を生かした逃げか先行で本領を発揮してくれることでしょう!