1レース目から大金を張る男。
(最初はちょっとつまらないですが、最後まで読んでください)
私が某新聞社を退職した理由は大病にかかったからです。その病名急性膵炎。前日までは何ともなく、友人の家でゲームをして、車で送ってもらい眠りについた。しかし1時間30分程で目が覚めた。左の背中の下が痛い。布団の中で丸まってないと痛い。夜中の2時である。今まで体験した事のない痛みだった。朝まで経っても痛みが引かなかったら、会社は遅刻していき、午後からと思っていた。しかし、診療時間前に倒れストレッチャーでCT撮影をしたところ、急性膵炎と診断され、あと1日遅かったら命がかなり危なかったらしい。この病気で20キロは痩せた。上司はいつでも戻って来いと言ってくれたが、もうこれ以上迷惑をかける事は出来ないと思い退職に至ったのです。
退院してからは自由人なので、競馬場に1人で遊びに行くこともあった。ある日、隣の席の年はわたしより若干上に見えるサラリーマン風の人の馬券を見て、驚いた。東京1レース掛け金5万円である。買っている馬券はほぼ同じだがレートが違う。こっちはリハビリ中でのんびり過ごせれば良い人間。その人はものの見事に馬連5000円をクリティカルヒット。5000円買っていたので25万円の払い戻し。純利益20万円。こんなのを朝っぱらから見たら、普通なら闘争心に火が付くが如何せんリハビリ中。案の定次のレースはレートを上げてきたが、何番を買っているのかまでは分からなかったが結局午前中の4鞍で帰ってしまった。おそらく4レース目がガチンコで、大勝負に失敗したと確信しました。私はリハビり中なので、9Rで勝ちを確定させ帰宅。世の中には色んな人がいますね。そして帰る時に、4Rでいなくなった人が投票窓口にいるのです。さり気なく見ると帯で馬券を買っていました。10Rを買ったのかそれ以外のレースかはわかりませんが帯ですよ。しかも、その日は重賞競走がないただの土曜日です。物凄いパワー勝負にでましたね。どの馬券を買ったかはわかりませんが、それにしてもすごい馬券の買い方です。普通のサラリーマンではないですね。