ぼったくりーバーの店員を驚愕させた騎手T・Kの破天荒過ぎる行動とは?
今も現役のT・K騎手。1000勝以上あげているジョッキー、敢えて名前は出さないがこの男はお酒が大好き。但し騎手と言う職業柄そこは一線を越えない飲み方をする。これは今から15年前の話。美穂トレセンで調教をつけた後に、1人浮かない顔の後輩ジョッキーがいた。このT・K騎手はとにかく明るい。「朝から暗い顔してどうした?」そう後輩ジョッキーに聞くと返ってきた返事が「東京に飲みに行ったんですけど、ぼったくりに遭ってしまいました・・・」その後の会話がこれまた破天荒である。
「そのお店東京の何処にあるの?」後輩騎手は一瞬驚いた表情を見せた何故なら、ぼったくりバーの店の場所を聞いてくる人間など警察関係者じゃあるまいし、聞いてどうするのか?と思った矢先「来週の月曜日東京に飲みに行こう奢るから」後輩ジョッキーは「はい、有難うございます」そう答えた。そして翌週東京に向かう道中で「どういえばこの前の店どこだっけ」「S区です。」それを聞いた、T・Kは東京に着くなりS区に直行。
後輩はこの時点でこの人は何を考えているのだろうか?そう思っているうちにあっという間にS区に到着。「ぼったくられた店こっちだよね?」「あ・・・はい」なんと、T・Kは後輩ジョッキーがぼったくりにあった店の方向にどんどん進んでいく、後輩ジョッキーも「まさか・・・」と思ったのもつかぬまぼったくりバーに到着。後輩ジョッキーはT・Kについて行くだけ、そしてぼったくりバーの店内で後輩ジョッキーは怖くて震えるほど、30分でお会計。
T・Kはビール一杯飲んだだけ。その驚愕のお会計は60万円だったという。そしてお金を支払う際には怖いお兄さんに代わっていた。T・Kは胸元から帯封を出し、「お釣りいらないからごちそうさまー」これには流石の凄みを効かす為にレジにやってきた怖いお兄さんもなんだこいつは、とんでもない奴がきたと思っただろう。
1杯60万円のビールを100万円で支払い40万円のお釣りも受け取らない。思わず怖いお兄さんも腰を抜かしそうになったのは言うまでもない。店から出たら「じゃあ飲みに行こうか」「Kさん幾ら持ってきたのですかと尋ねると」帯封があと、4つあったという。ボッタクリバーはこの100万円で本日の営業は終了してもいい金額。この話は実際に起きた話だから凄い。ボッタクリバーの上を行く男だった。