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【安田記念2026】本格化したトロヴァトーレ、昨年の雪辱へ

公開: 2026/06/01 17:52

中央競馬
【安田記念2026】本格化したトロヴァトーレ、昨年の雪辱へ

春のマイル王決定戦「安田記念」がいよいよ開催だ。現役屈指のマイラーが集結する大一番で主役候補の一頭として注目したいのが、トロヴァトーレだ。今年は東京新聞杯、エプソムカップを連勝。重賞2連勝で勢いに乗り、満を持してG1の舞台へ挑む。

まず評価したいのは、今回と同条件で開催された東京新聞杯の内容だ。レースは各馬が脚を温存する形となり、直線での瞬発力勝負となった。トロヴァトーレは馬群の中で脚をため、直線では狭いスペースをこじ開けるように進出。一時は内外から挟まれる厳しい場面もあったが、勢いを失うことなく差し切り勝ちを収めた。高い瞬発力だけでなく、接触にも動じない体幹の強さと勝負根性を示した一戦だった。

続くエプソムカップも高く評価できる内容。超スローペースからの瞬発力勝負となったが、好位でしっかり折り合いをつけ、直線では鋭く抜け出して快勝。東京コース特有の切れ味勝負に対応し、マイルだけでなく1800mでも能力を発揮できることを証明した。近走は以前より精神面の成長が見られ、レース運びにも安定感が増している。

一方で、昨年の安田記念は17着に大敗。好位を確保しながらも道中でストレスのかかる競馬となり、直線ではまったく伸びを欠いた。当時は一線級との対戦経験が少なく、G1の高い壁にはね返された印象が強かった。

しかし、その後はダート戦への挑戦など試行錯誤を重ねながら着実に成長。近2走では本来の能力を存分に発揮し、重賞連勝という結果につなげてきた。昨年は伏兵の立場だったが、今年は有力馬の一角として堂々と参戦する。

課題はG1の舞台で再び最高レベルの相手と戦う点だろう。極端な瞬発力勝負になると不安も残るが、持久力を求められる展開になれば持ち前のしぶとさが生きる。週中には雨予報も出ており、少し時計のかかる馬場になれば歓迎材料となりそうだ。

東京新聞杯、エプソムカップと理想的なローテーションで実績を積み上げ、今まさに充実期を迎えているトロヴァトーレ。昨年味わった屈辱を糧に成長した今なら、悲願のG1タイトル獲得も十分に現実味を帯びてくる。安田記念は、その真価が問われる一戦となる。

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