【ターコイズS】2014年ミナレットはサイン馬券だったが2015年はどうなる!?
ターコイズステークスは新設重賞として今年第一回を迎える重賞レースですが、昨年まで前身レースが同名で開催されておりました。その歴史は1986年まで遡ることができ、約30年ほど前にもなります。過去の優勝馬にはスカーレットブーケなどがいますが、いまいちパッとしない印象。スカーレットブーケも結果的にここを勝利して引退となっており、出世レースという感じではないのかもしれません。
さて、表題にうつりまして、昨年の優勝馬ミナレットは名前に覚えのある方も多いのではないでしょうか?今年のヴィクトリアマイルで18番人気3着に入り三連単2000万馬券を演出した立役者のミナレットです。たまに現れては馬券に絡んでいくおかげで、ミナレットの複勝を買い続けていれば黒字になると言われたほどですが、事実ヴィクトリアマイルの複勝85倍が効いているおかげで生涯馬券は黒字です。
そのミナレットですが、語源はイスラム教の礼拝堂モスクに併設される塔のことを言うようです。そして、ターコイズステークスの語源は言わずもがな、宝石であるターコイズであり、ターコイズはトルコ石とも言われるようにトルコ、イスラム教圏と密接な関係にある宝石です。こちらのサインからミナレットを導き出せた方は9番人気の1着でしたから、なかなかに魅力的な馬券だったのではないでしょうか。
というわけで、今年もミナレットよろしくイスラム系のキーワードを有した馬がいれば占めたものですが、そうそう都合よくはいませんでした。宗教的な名称でいえばアルマディヴァンが神の(仏)心(伊)、ノボリディアーナ(冠名+ローマ神話の女神)、ペルフィカ(ローマ神話の女神)、レッドセシリア(冠名+カトリック教会の聖人)と、ターコイズを表すには今ひとつ押しの弱い馬名です。
二匹目のドジョウとも言うように、同じサインで見つけようとするのが愚かだったようです。競走名も、会場も、コースもすべて受け継いでいるレースではありますが、やはり心機一転、新設重賞として前回までとは切り離して考えるべきなのかもしれません。