【中山グランドJ2022】オジュウチョウサンは“消し”評価、王者を負かすのは?
国内最長距離に加えて、9つの障害を計12回飛越する中山グランドJ。極限のスタミナと飛越テクニックが求められるチャンピオン決定戦にふさわしい一戦となります。
中心は中山グランドJ・5連覇の圧倒的実績が光る歴史的名馬オジュウチョウサンで間違いなさそうですが、20年秋の京都ジャンプSで3着に敗れてからは5戦1勝という実績。信頼度は年々落ちてきており、前走のスプリングJも上がり馬に勝たれて3着でした。アタマ固定が定番だった同馬ですが、今回はあえて外し、別馬から狙ってみたいと思います。
今回本命視してるのは、一昨年の中山大障害と昨年の中山グランドJでいずれも2着に好走したケンホファヴァルトです。
一昨年の中山大障害は、障害G1初挑戦ながらメイショウダッサイを最後まで苦しめて2着。昨年の中山グランドJでも再度同馬に敗れましたが、オジュウチョウサンやタガノエスプレッソといった有力どころをおさえて2着に好走。
怪我で暮れの大障害には参戦できませんでしたが、今回オジュウチョウサンに唯一先着している馬で、前走・京都ジャンプSでもタガノエスプレッソを降して重賞初制覇を飾ってと、王者への道を着実に歩み続けています。
怪我からの休養明けとなりますが、もともと久々で結果を残している馬ですし、障害界トップツーのG1レースでいずれも2着なら、ここでも当然勝ち負けと見て良いでしょう。オジュウチョウサンを負かすならこの馬と見て本命視したいと思います。
続いて相手ですが、対抗馬として最有力視しているのが昨年の中山大障害・2着のブラゾンダムールです。
早めに動いて1度はオジュウチョウサンを交わすかという脚色を見せての2着で、今年初戦のペガサスジャンプSではこれまでとは違って序盤から前目のポジションを取って2着に好走と、成長と伸びしろを見せている期待の1頭です。
中山コースは昨年の清秋ジャンプS・3着、中山大障害とペガサスジャンプSで2着と好相性。前走で正攻法の競馬でも問題なく走れることを証明し、今回は叩き2戦目で引き続き好相性の中山が舞台となれば、マークしないわけにはいきません。
ということで今年の中山グランドJは本命ケンホファヴァルト、対抗ブラゾンダムールという予想で勝負したいと思います。