【桜花賞2019予想】危険な人気馬はどの馬か?!
近年は順当な決着が続いている「桜花賞」。今年もチューリップ賞の勝ち馬ダノンファンタジーに、クイーンCの勝ち馬クロノジェネシス、朝日杯FS・3着のグランアレグリアなど有力馬が揃った。例年上位人気が強い競馬をする傾向にある一戦だが、今年はそんな中でも"危険な人気馬"となる可能性が高い1頭を紹介したい。
それは「グランアレグリア」。
昨年5月にデビューし、2戦目のサウジアラビアRCも優勝し、無傷で朝日杯FSへ臨んだ。しかし、結果は3着と惜敗。レースは番手から先行してペースはスロー、3~4コーナーで仕掛けを待ちつつ徐々にペースアップしていき、直線で追われるも最後は甘くなってしまい、アドマイヤマーズに交わされての3着という内容だった。
2走前のサウジアラビアRCは後半ある程度流れるレースだったが、朝日杯FSも全体的にはこの馬向きの展開であった。そんな中でグランアレグリアに勝った上位2頭は高く評価するべきだと感じるし、グランアレグリアも流れた中では脚を削がれる可能性が出てきた。
スローで前残りという競馬になれば警戒したい1頭だが、前半に脚を使われるようなことになれば今回も最後は早めに甘くなってしまう可能性がある。
相手関係的については、阪神JFを制したダノンファンタジーには新馬戦で勝っているが、同馬ペースは流れても良い脚を引き出せるし、クロノジェネシスにも瞬間的な切れ味では劣ってしまう。前目でレースを作っていく意識を持ってほしいところだが、今回は相手関係的にも決して楽ではない相手、さらに好条件が揃っているというわけでもなく、好走するためには動いていってもらいたいという状況だ。もちろん嵌まれば強いが、上位人気に推される可能性が高い1頭なだけに、今回は"危険な人気馬"として警戒したい。