【天皇賞春2016予想】複勝率83%のシュヴァルグラン、軸馬にはもってこい?!
5月1日はついに春の長距離王者決定戦、「第153回天皇賞春」が京都競馬場にて開催されます。さすがG1だけあってメンバーは豪華絢爛。皐月賞もレベルの高いメンバーでしたが、こちらも負けておりません。昨年の有馬記念の勝馬ゴールドアクターに、昨年の菊花賞馬キタサンブラック、2500mの重賞を2戦連続連対中のサウンズオブアース、ステップレースの阪神大賞典を制したシュヴァルグランと名だたる強豪がズラリ。
安定感抜群のシュヴァルグラン、軸馬にはもってこいか?
中でも筆者が注目しているのは前走の阪神大賞典を制したシュヴァルグランです。3000mという長距離を走るのは前走が初めてでしたが、長く良い脚を使って対応して勝利し、距離の心配を跳ね飛ばしてきました。直線で併せて追い出してきたタンタアレグリアを競り落とし、2馬身半差をつけて快勝しました。2着馬のタンタアレグリア、そして3着馬のアドマイヤデウスは天皇賞春でも出走しますが、前走で決定的な力差を見せたので少なくともこの2頭との勝負付けは済んだと見るファンも多そうですね。
上位にはゴールドアクターとキタサンブラックがまだいますが、前目につけていくであろうこの2頭を見ながらすぐに動ける位置で進めていけば最後は見せ場を作れるでしょう。多くの馬が2頭を目標にすると思いますが、シュヴァルグランはスタートも折り合いも問題はないですし、鞍上の福永騎手はあとは位置取りとペース、そして仕掛けどころに集中すれば自ずと勝ち負けできる流れに持っていけるのではないでしょうか?
鞍上の福永騎手はエピファネイアで2013年の菊花賞を制し、リアルスティールで2015年の菊花賞で2着に入着しておりますので長距離でも乗れる騎手です。今回マークも強い2頭に集中するのでプレッシャーも少なそうですしね。「2着が多い騎手」として競馬ファンの間で囁かれておりますが、高松宮記念を勝利したように近走は調子が良さそうです。いずれにせよ通算成績「5-3-2-2」で複勝率83%という安定した成績からも、馬券圏内は外さなそうな気がします。オッズ的もそこそこ妙味がありますし、シュヴァルグランを中心に馬券を組んでみると面白いかもしれませんよ?