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【オータムリーフS予想2025】主役は重賞級のビダーヤ、メンバー弱化で勝ち負け必至

2025/11/26 14:24
【オータムリーフS予想2025】主役は重賞級のビダーヤ、メンバー弱化で勝ち負け必至

京都競馬の日曜メインは、ダート1400mで行われる「オータムリーフS」が開催。神無月S・2着のジャスティンアース、エニフS・2着のライツフォルなど、現ダート1400m路線の実力馬が揃ったが、その中でもひと際存在感を放つのが武蔵野S・3着から参戦するビダーヤだ。

前走の武蔵野Sは、距離延長、東京ダート1600mの最内枠、メンバー強化と、どの角度から見ても買い材料に乏しい条件だったが、その不安要素をすべて跳ね返し、直線でしぶとく伸びて3着を確保した。4・5着馬は適性面で苦しみ伸びきれなかった中で、ビダーヤだけが最後にもう一段脚を使った内容は、着順以上の価値があると言って良い。かつてハイパフォーマンス好走馬として注目された素質馬が、ここにきて力を確実に引き上げてきたことを証明した一戦だった。

勝ち馬の強さ、2着馬の不利克服という強烈なインパクトの裏で、ビダーヤも重賞クラスに伍する走りを見せており、川田騎手は「1600mでもちゃんとした走りができたのは大きな収穫」と評価している。これには完全に同意で、着実にステップアップしている点は好感を持てる。

さらに2走前の東海Sでも、最内枠、芝スタート、一気のメンバー強化と厳しい条件が揃った中で3着に好走。砂を被りながらも直線で脚を使い、坂井騎手も「重賞でもやれる力を証明した」と語ったように、自身の限界を押し上げる走りを披露した。先行力に難がある点は課題だが、4連勝の過程でひとつずつ弱点を克服してきた成長過程を踏まえれば、評価を下げる必要はまったくない。

京都コースは昨年12月以来と久々だが、同じ1400mで1勝クラスを危なげなく圧勝しており、適性面の心配は無用だ。何より今回のメンバー構成は前走から確実に格下となり、ビダーヤが崩れる姿はどう考えても想像しづらい。

中1週というローテーションは気掛かりではあるものの、求められる条件は前走以上に楽で、コースも距離も完璧に噛み合う。ここは勝ち負け必至のレースになると断言でき、ビダーヤが中心となるのは間違いない。 

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