【ファンタジーS予想2020】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

暮れの2歳女王決定戦の前哨戦「ファンタジーステークス」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。

メイケイエール(牝2、武英智厩舎)

11/4(水)栗東・CW(良)4F52.5-3F38.4-1F11.7(馬なり)

栗東CWコースを単走。馬場の外側を駆け抜け、ラスト1Fは11.7の好時計をマーク。跳びが大きくコーナーではフワフワしておりあまり器用さは感じられないが、直線はダイナミックな動きで時計を出してきた。1週前はCWコースで6F77.7-1F12.3という好時計を馬なりでマークしており、自己ベストを更新。道中行きたがるところをコントロールしたりでラップはバラバラだが、それでも2歳でこの時計は優秀。ケチが付くところもあるが、ポテンシャルの高さを感じさせる内容の追い切り。

ミニーアイル(牝2、武幸四郎厩舎)

11/4(水)栗東・CW(良)4F49.9-3F36.5-1F12.2(馬なり)

藤岡康太騎手を背に栗東CWコースを2頭併せ。僚馬ネクサスハートを外から1馬身追走し、直線に入ると強めに追われた相手を尻目に持ったままで楽々と交わして2馬身先着した。頭は高く、首もあまり使っていないがそれでもあっさりと相手を突き放しており、四肢は可動域十分に動いている点は高評価。騎手は抑え気味だったが、馬は前進気勢あふれる動きで追えば一気に弾けそうな気配。

ラヴケリー(牝2、高柳大輔厩舎)

11/4(水)栗東・坂路(良)4F54.0-3F39.2-2F24.9-1F12.2(馬なり)

栗東坂路を単走。馬場の真ん中を駆け上り、軽く促されると反応良く伸びてラスト1F12.2と絶品の切れを披露した。コーナー出口で首を上げており気性の難しさも見られたが、すぐに折り合いそこからはスムーズそのもの。回転の速いフットワークでもフォームにブレはなく軸の安定した走りで駆け上がった。馬体の完成度も高そうで、2ヶ月半ぶりを感じさせない仕上がり。