【紫苑S予想2020】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

牝馬三冠トライアルの初戦「紫苑ステークス」へ向けて各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。

シーズンズギフト(牝3、黒岩陽一厩舎)

9/9(水)美浦・南W(良)5F65.4-4F50.8-3F38.2-1F12.2(馬なり)

美浦の南Wで3頭併せ。僚馬ブラウシュヴァルツ(新馬)とヒロキング(1勝クラス)を先行させ、序盤は折り合いを確認しながら進め、直線では内からしっかりしまいの脚を伸ばして一杯に追われたブラウシュヴァルツと併入し、ヒロキングには2馬身差をつけて先着した。1週前はWコースを2頭と併せて5F69.1-1F12.3をマークし、馬なりで僚馬と併入した。骨折明けとなるが、1週前も軽快で、最終でも不安を感じさせない力強いフットワークを披露しており、不安どころか成長を感じさせる内容の追い切りを消化した。

マルターズディオサ(牝3、手塚貴久厩舎)

9/9(水)美浦・南W(良)5F66.2-4F51.0-3F37.6-1F12.3(馬なり)

田辺裕信騎手を背に美浦南Wを3頭併せ。僚馬ビートザウイングス(1勝クラス)とムスコローソ(3勝クラス)を追走し、直線は最内から差を詰め、序盤は右に少し切れるところがあったが、ラストはグッと伸びて僚馬に半馬身先着した。1週前はWコースを2頭併せで5F70.6-1F12.8を馬なりでマークし、僚馬と併入した。先週までは全体時計も控えめだったが、最終追いでは軽く追っただけで伸びの良い走りを披露しており、自己ベストタイをマークする好内容。このひと追いで態勢は整った。

レッドルレーヴ(牝3、藤沢和雄厩舎)

9/9(水)美浦・南W(良)5F67.4-4F52.7-3F38.9-1F12.2(馬なり)

木幡育也騎手を背に(レースは三浦皇成騎手)美浦南Wを2頭併せ。僚馬スイープセレリタス(オープン)を追走し、後ろには京成杯AHに出走予定のアルーシャ(オープン)も単走で追われており、実質3頭併せのような形に。直線は2頭に挟まれる形で真ん中から抜群の手応えで伸びて前のスイープセレリタスに並びかけると、そのまま脚色衰えることなく併入した。中間の乗り込み量も豊富で、最終は速い時計も出してきた。上々の仕上がり。