【ファンタジーS予想2020】2歳女王決定戦の前哨戦！ヨカヨカやメイケイエールなど出走予定馬を考察

今週から阪神競馬が開催。開幕週を飾る重賞は暮れの2歳女王決定戦の前哨戦「ファンタジーステークス」です。この時期はまだ実績的に飛び抜けた馬も出にくく、力の比較が難しい一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

ヨカヨカ（牝2、谷潔厩舎）

6月に阪神1200mでデビューしたスクワートルスクワート産駒のヨカヨカ。夏は小倉のオープンをいずれも逃げ切って2連勝を果たし、無傷の3連勝で重賞初挑戦に挑んできました。前走のひまわり賞では一番重たい57kgを背負って牡馬を相手に3馬身半差をつけて圧勝しており、力の違いを見せつけました。近2戦は逃げていますが、新馬戦では好位から抜け出す競馬も出来ており、この時の2着馬のモントライゼは小倉2歳Sで2着に好走しているので、能力の高さも十分証明しています。

メイケイエール（牝2、武英智厩舎）

8月に小倉の1200mでデビューしたミッキーアイル産駒のメイケイエール。続く小倉2歳Sでは雨で重たい馬場を苦にせず、大外から差し切って重賞初勝利を果たしました。この2戦いずれも道中我慢させて差し切っており、1番人気のモントライゼを並ぶ間もなく差し切った末脚は見事でした。初の1400ｍへの距離延長がカギを握ってそうですが、重馬場であの脚が使えるのですから1Fの距離延長ならこなせそうな印象があります。

サルビア（牝2、鈴木孝志厩舎）

7月に新潟の1400mでデビューしたダイワメジャー産駒のサルビア。そのデビュー戦ではインコースの好位から進めて直線も内から伸びて快勝する強い勝ち方でした。休みを挟んで臨んだ前走のりんどう賞では4番手からの控える競馬で5馬身差を付けてしっかり差し切っており、後方からの競馬で切れ味を発揮しました。折り合いに不安はなく距離もマイルくらいまでは通用しそうで、左回りも問題はなく、弱点の少ない1頭です。