【目黒記念2020予想】伝統的なハンデ重賞!ステイフーリッシュやタイセイトレイルなど出走予定馬を考察
ダービー後の東京12Rではハンデ長距離重賞「目黒記念」が開催。今年で134回を迎える伝統的なハンデ重賞です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。
ステイフーリッシュ(牡5、矢作芳人厩舎)
2018年の京都新聞杯を制して以来、勝ち星を挙げられていないステイフーリッシュ。ただ、今年はアメリカJCC・2着、京都記念・3着と中距離重賞路線で活躍しており、昨年も重賞を8戦して5戦が馬券圏内と安定した走りを見せています。前走の大阪杯では9着に敗れますが、アメリカJCCではブラストワンピースの2着、京都記念ではクロノジェネシスの3着とG1級の馬と接戦を演じており、能力の高さは証明しています。2400m以上の距離での実績が乏しいが、今回のメンバーなら地力上位は明らかで、上位に食い込んでくる可能性は高そうです。
タイセイトレイル(牡5、矢作芳人厩舎)
昨年のアルゼンチン共和国杯・2着のタイセイトレイル。今年は2400mの日経新春杯で4着、3400mのタイヤモンドSで5着に好走するなど長距離重賞路線で活躍しています。パンチ力に欠けるところがありますが、近15戦のうち阪神大賞典・6着とジャパンC・15着以外は全て掲示板内に入っており、堅実性があります。前走は東京2400mで行われたメトロポリタンSで3着に好走し、同条件のアルゼンチン共和杯でも2着に好走していることから、この条件の適性は高い1頭です。
オセアグレイト(牡4、菊川正達厩舎)
今年のダイヤモンドSで3着に好走したオセアグレイト。前走のメトロポリタンSは1番人気に推されるも結果は5着。ただ、前走はスローの中断で埋もれてしまい、遅れて外に出して上がり最速33秒3の脚を使うも5着が精一杯でした。展開のアヤもあり、地力面は上位でしょう。2400m以上は7戦して3勝(3-1-2-1)と好成績で、長距離適性も高い1頭です。鞍上は主戦の野中騎手からC.ルメール騎手へ乗り替わりになり、新たなコンビで重賞初制覇を狙います。
他にも、メトロポリタンSを制したウラヌスチャームや、早春Sを制したボスジラなど、中・長距離重賞路線の活躍馬が揃いました。目黒記念は5月31日(日)、東京競馬場の12Rで実施。発走時間は17:00の予定。