【日経新春杯2020予想】今年初のG2!アフリカンゴールドやレッドジェニアルなど出走予定馬を考察
1月の京都の名物競走、長距離古馬ハンデ重賞「日経新春杯」がいよいよ開催です。条件的にも時期的にもG1クラスのハイレベルな馬は集まりにくい一戦ではありますが、過去の上位馬が後のG1戦線で活躍することが多く、今年初のG2レースということもあり注目したい一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。
アフリカンゴールド(セ5、西園正都厩舎)
昨年の日経新春杯では15着と大きく敗れておりますが、前走のアルゼンチン共和国杯では3着に好走しており、力がついた今なら好勝負も可能でしょう。ただ、昨年がそうであったようにハイペースでは脆くなるところがあり、展開に左右されやすい部分がある点も覚えておきたいところです。しかし昨年は前半1000m通過が58秒3と2400mらしからぬハイペースで、後半も後方で控えていたメイショウテッコンが坂下から一気に捲り先頭に立ってさらにペースを引き上げるという稀なレース展開でしたので、極端なペースにならなければ2400mは安定しております。
レッドジェニアル(牡4、高橋義忠厩舎)
昨年の京都新聞杯では11番人気ながら後にダービー馬となったロジャーバローズを2着におさえて勝利し、価値のある1勝を挙げたレッドジェニアル。2走前の神戸新聞杯でもサートゥルナーリア、ヴェロックス、ワールドプレミアに続く4着に好走しており、前走の菊花賞でも勝ち馬と0.6秒差の6着に善戦しており、G1クラスの馬たちを相手に戦えている点は評価すべきでしょう。今回は放牧明け初戦に加え、初の古馬対決と乗り越えなければならない壁は多いですが、初コンビとなるベテランの武豊騎手は心強い鞍上ですし、菊花賞での好走からも京都の舞台は合いそうです。
レッドレオン(牡5、角居勝彦厩舎)
5歳ですがキャリアは7戦と大事に使われているレッドレオン。3歳時に無理使いせず、休養で成長を促した効果もあってか3勝クラスもわずか2戦で突破。前走の比叡ステークスは6ヶ月ぶりの実戦で馬体重も12kg増えておりましたが、好位からインコースを追走し、直線では内を突いて抜け出して快勝する好内容。操作性もあり、スタミナもあり、長く良い脚を使えそうな点など魅力が多い1頭です。前走の比叡ステークスの競馬を見ても京都コースは得意そうですし、京都巧者の多いディープインパクト産駒なら実績は少なくとも侮れません。
他にも、中日新聞杯の勝ち馬サトノガーネットや、アルゼンチン共和国・2着のタイセイトレイルなど多彩な顔ぶれが集まりました。日経新春杯は1月19日(日)に、京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。