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【JRAクイーンS予想】札幌小回りは大歓迎!先行力上位のクリスマスパレード

2025/07/30 14:48
2025/07/30 18:17
【JRAクイーンS予想】札幌小回りは大歓迎!先行力上位のクリスマスパレード

牝馬重賞路線の中でも異色の存在感を放つ「クイーンS」が、今年も札幌競馬場で開催される。舞台は洋芝、直線平坦、小回りと個性の強い条件が揃う中、注目すべきはヴィクトリアマイル9着からの巻き返しを狙うクリスマスパレードだ。

前走のヴィクトリアマイルでは、スタートで出遅れ、持ち味である先行力を発揮できずに後方待機を余儀なくされた。それでも直線では伸びにくい内を突き、勝ち馬と0秒4差の9着まで追い上げており、敗戦の中にも光る内容があった。石川騎手は「出負けしてしまったが、最後はしっかり脚を使ってくれた。1600m自体は悪くなかった」と振り返っているが、本馬の真価はスムーズな先行策から持ち前の耐久力を活かす競馬にある。ゆえに、前走のような差し比べでは分が悪かったことは明らかだ。

クリスマスパレードが本領を発揮したのは、中山芝2000mで開催された昨年の紫苑Sだ。開幕週の高速馬場を積極的な競馬で押し切って重賞初制覇を飾った。走破タイム1分56秒6という記録が示す通り、速い時計にも対応可能な点は評価すべきだ。小回りコースへの適性も高く、札幌芝1800mへの舞台替わりは歓迎材料となる。加藤士調教師も「札幌の舞台はこの馬に合うイメージ」とコメントしており、洋芝・直線平坦という特殊条件もこの馬には味方に映る。

また、逃げないしは番手から流れに乗れるタイプであることも札幌では大きな武器。開幕2週目の馬場状態を考えれば、前々から粘り込む競馬ができる先行馬に分がある。相手関係を見ても、飛び抜けた存在はおらず、展開ひとつで勝ち負けに加われる力は十分備えている。

懸念点があるとすれば、今回はトップハンデとなる57kgを背負う点。そして、これまでコンビを組んできた石川裕紀人騎手から横山武史騎手への乗り替わりとなる点だ。初の北海道滞在、初の57kg、そして初コンビと「初物尽くし」の状況ではあるが、横山武史騎手は札幌競馬場を熟知するリーディング級の名手。テン乗りでも対応力の高さには定評があり、この乗り替わりがむしろ好転材料になる可能性もある。

勝ち星からは遠ざかっているものの、G1での健闘や過去の重賞勝利を見る限り、実力に陰りは見えない。展開と馬場がかみ合えば、再び輝きを取り戻すシーンは十分にあり得る。夏の札幌で、その名の通り“祝祭の行進”が始まるか。クリスマスパレードの復活劇に注目したい。 

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