【クロッカスS予想2026】成長感じるフクチャンショウ、ここが試金石
公開: 2026/01/26 18:08

東京競馬土曜10Rでは、芝1400mのリステッド競走「クロッカスステークス」が開催。明け3歳馬にとって重要な登竜門的レースであり、ここからスプリングステークスやニュージーランドトロフィーなど春の重賞戦線へ駒を進める馬も多く、将来を占う意味でも注目度は高い。今年も素質馬が揃ったが、その中で中心的存在として注目したいのがフクチャンショウである。
前走の京王杯2歳ステークスでは初の重賞戦ながら2着に好走。レースでは中団外目を追走し、直線では先に抜け出したレッドスティンガーの外から追い出しを開始。最後は先行勢を捕らえつつ、上がり最速で追い込んできたトワニの猛追をしのぎ切り、価値ある2着を確保した。東京芝1400mという舞台で、瞬発力と立ち回りの巧さを兼ね備えた走りを見せた点は高く評価できる内容であった。
これまでのローテーションも興味深い。東京1400mでのデビュー後、福島、中山の1200m戦を経験し、再び東京1400mへ戻ってきた。距離短縮、延長の双方を経験したことでレースへの対応力が増し、前傾、後傾どちらのラップにも対応できる幅が広がっている。実際、2走前の未勝利戦では前傾ラップを押し切り、前走は後傾ラップでも確実に末脚を伸ばしており、レース質への適応力は同世代の中でも高い水準にあると言えよう。
また、これまで対戦してきた相手関係も決して軽視できない。デビュー戦で先着を許したサンアントワーヌは、その後新潟2歳ステークスで4着、フェアリーステークスで5着と重賞戦線で健闘している。さらに京王杯2歳ステークスを制したダイヤモンドノットは、続く朝日杯フューチュリティステークスでも2着に好走しており、フクチャンショウが高いレベルの相手と戦ってきたことを裏付けている。
馬体は450キロ前後と小柄で、完成度という点ではまだ途上だが、前走は短期放牧明けでプラス12キロと成長を感じさせた。管理する加藤征弘調教師も「出来は本当に良かった。跳びも大きくなっていた」とコメントしており、着実な成長曲線を描いていることが分かる。現状では1200~1400mが守備範囲で、特に東京芝1400mのリステッド競走は条件的に理想的な舞台だ。ここでどのような走りを見せるかが、フクチャンショウの今後を占う重要な指標となる。

